自動売買とは?基礎からおすすめツールまで徹底解説!

自動売買のイメージ

本記事はFXサプリ編集部が独自に制作しています。各FX業者や証券会社は、コンテンツ制作やおすすめ業者の選定に一切関与していません。【PR】本記事は広告を含みます。

 

FXの自動売買で失敗しないためには、自動売買とはどのようなものなのか?メリットやデメリット、そして自動売買ツールの選び方などをしっかりと理解しておくことが大切です。
こちらのページでは、自動売買の選び方や運用方法から、おすすめの自動売買ツールまでご紹介していきます。

 

 

この記事の監修者

監修者の水上紀行


水上 紀行

バーニャ マーケット フォーカスト代表
1978年三和銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。1983年よりロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。 東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かす。1995年より在日外銀において為替ディーラー及び外国為替部長として要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして広く活躍中。長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。著書はこちら
Twitter:@mizukamistaff
ブログ:Banya Market Forecast オフィシャルサイト
メルマガ:水上紀行FXマーケットフォーカスト

 

おすすめ自動売買ツール
6選はこちら ▽

 

 

FXの自動売買とは?

FXの取引方法には、「裁量取引」と「自動売買」の2種類があります。

 

裁量取引とは、経済情勢やチャートの値動きなどを参考材料として、トレーダーが自身の判断で売買を行う取引方法です。

 

一方の自動売買とは、自動売買システムが決められたルールに従って機械的に取引を繰り返してくれるものです。

 

FXの取引方法には裁量取引と自動売買の2種類があり、それぞれに以下のような特徴があります。

 

取引方法 裁量取引 自動売買
メリット

低コスト
FXのスキルや知識が身に付く

24時間トレード可能
心理的負担が少ない

デメリット

分析が必要
感情に左右される

コストがかかる
FXのスキル向上が遅い


自動売買は設定さえしてしまえば、あとはツールが24時間決められたルールに従って売買を繰り返してくれます。

 

仕事をしている時間や寝ている間にもツールが取引を行ってくれて、「欲」や「焦り」といった人間の感情に左右されることなく、ロジカルな取引が行えるのが自動売買の特徴です。

 

 

FXの自動売買の種類

FXの自動売買ツールやシステムには、大きく分けて2種類があります。
一つは、設定した価格帯の中で安く買って高く売るをシンプルに繰り返してくれる「リピート注文」。そしてもう一つは、テクニカル指標などに基づいた取引戦略をプログラムが遂行してくれる「システムトレード」です。

 

「リピート注文」とは?

FXの自動売買の一つ「リピート注文」とは、売買方向(買いまたは売り)や値幅を設定し、その条件に従って売買を繰り返す自動売買です。

 

リピート注文

出典:FXブロードネット

 

多くのリピート注文型自動売買は、同価格帯で上げ下げを繰り返す「レンジ相場」に強い傾向にあります。

 

上げ下げを繰り返す中で何度も売買を繰り返すことで利益を獲得し、売買方向が予想通りだった場合には大きく利益を上げることもあります。
反対に、思惑とは逆方向に相場が動いた場合には含み損を抱えることになります。

 

安く買って高く売るを繰り返す、最もシンプルなかたちの自動売買です。
リピート注文は単純な仕組みの自動売買ですが、実績が良いツールやシステムも多く、トレーダーからの人気が高いのもリピート型の自動売買です。

 

人気のリピート型自動売買ツール
  • インヴァスト証券「トライオートFX」
  • FXブロードネット「トラッキングトレード」
  • 外為オンライン「iサイクル2取引」
  • アイネット証券「ループイフダン」
  • マネースクエア「トラリピ」

 

 

システムトレードとは?

 

人工知能

 

システムトレードとは、設定されたプログラムに従って売買を繰り返す自動売買です。
プロや専門家が考案した売買戦略のプログラムを選択するだけで、プロトレーダーの考えに基づいた取引を自動的に行うことができます。

 

プログラムを選ぶだけでシステムトレードができるツールは「選択型シストレ」とも呼ばれており、FX初心者でも簡単に始めることができます。

 

選択型シストレを提供しているFX会社によっては、プログラムが過去の実績からランキング表示されており、FX初心者でも選びやすいように工夫がされています。

 

また、プログラミングと高度なチャート分析ができる方であれば、自分で売買戦略のプログラムを作成してシステムトレードを行うこともできます。

 

選ぶだけのシステムトレードが「選択型シストレ」と呼ばれているのに対して、プログラムを作成するシステムトレードは「開発型」と呼ばれています。

 

自分で売買プログラム作って稼働させるのであれば、MT4というロシア製のソフトが世界的に人気があります。

 

しかしながら、システムトレードの開発は初心者の方にはハードルが高いので、プロが作ったプログラムを選ぶだけで始められる「選択型シストレ」がおすすめです。

 

人気のシステムトレード
  • みんなのFX「みんなのシストレ」

 

 

FXの自動売買おすすめ6選

おすすめを紹介する神様

 

自動売買には「リピート注文」と「システムトレード」があることが分かったところで、続いておすすめの自動売買ツール6選を紹介していきます。

 

FX会社 タイプ 米ドル円 手数料 最低取引
外為オンラインのロゴ
詳細へ
リピート 1.0銭 40円 1,000通貨
FXブロードネットのロゴ
詳細へ
リピート 0.2銭 40円 1,000通貨
アイネット証券のロゴ
詳細へ
リピート 2.0銭 無料 1,000通貨
インヴァスト証券のロゴ
詳細へ
リピート 変動 0円〜40円 1,000通貨
みんなのFXのロゴ
詳細へ

リピート
シストレ

変動 無料 1,000通貨
マネースクエアのロゴ
詳細へ

リピート

4.4銭 無料 1,000通貨

※手数料は1,000通貨あたりの往復分(新規・決済)です。

※マネースクエアのスプレッドは2024年3月18日の確認時点での数値です。固定された数値ではなく常に変動します。

 

 

外為オンライン「iサイクル2取引」

 

外為オンラインのiサイクル2取引

 

iサイクル2取引の特徴
  • 為替変動幅を自動で追尾
  • 為替の上昇・下落を自動で判断
  • 無料セミナーが豊富

 

外為オンラインでは、リピート型の自動売買「iサイクル2取引」を提供しています。

 

リピート注文は一定の価格帯で上下動を繰り返すレンジ相場に強い自動売買です。
iサイクル2取引ではさらに、トレンド相場の局面でも自動追従して注文を繰り返してくれます。

iサイクル2取引の自動追尾

 

さらに、為替トレンドの反転をシステムが自動で察知して、「買い」や「売り」の注文方向を自動で反転させます。

 

自動的に注文を繰り返すリピート注文がベースの自動売買ですが、ほぼオートマチックの自動取引が可能になります。

 

iサイクル2取引のトレンド転換

 

また、外為オンラインによるシミュレーションにて、高い利益を上げている自動売買設定をランキング形式でリスト化されているので、初めての自動売買でも設定が簡単なのが特徴です。

 

顧客サポートや投資教育にも力を入れているFX会社なので、FX初心者であっても自動売買を始めやすいのが特徴です。

 

iサイクル2取引のサービス概要
ツール名称 タイプ 米ドル円
iサイクル2取引 リピート型 1.0銭
通貨ペア 最低取引 手数料
26種類 1,000通貨 40円

※手数料は1,000通貨(南アランド円は1万通貨)あたりの往復分(新規・決済)です。

 

 

 

 

FXブロードネット「トラッキングトレード」

 

トラッキングトレード

 

トラッキングトレードの特徴
  • 利益の出た自動売買設定は8割超
  • 為替変動幅を自動で追尾
  • スプレッドが狭いFX会社

 

FXブロードネットのリピート系自動売買「トラッキングトレード」は、外為オンラインによりライセンス供与を受けているため、基本的には同じシステムの自動売買です。

 

一定間隔で新規注文・決済注文を繰り返すことで、細かく利益を積み上げていくリピート型自動売買です。

 

トラッキングトレード

 

トラッキングトレード

 

トラッキングトレードの設定毎の利益実績は8割超となっており、最も気になる利益実績において優秀な実績を残しています。

※2014年10月15日から2021年3月31日までに設定されたトラッキングトレードの設定毎の利益実績(利益になった設定数÷利益になった設定数と損失になった設定数の合計)

 

外為オンラインと比較してFXブロードネットの方がスプレッドが狭い分、自動売買にかかるコストも少なくなります。

 

反対に、外為オンラインはセミナーなどのサポートに力を入れているFX会社なので、FX初心者の方におすすめです。

 

トラッキングトレードのサービス概要
ツール名称 タイプ 米ドル円
トラッキングトレード リピート型 0.2銭
通貨ペア 最低取引 手数料
24種類 1,000通貨 40円

※手数料は1,000通貨(南アランド円は1万通貨)あたりの往復分(新規・決済)です。

 

 

 

 

アイネット証券「ループイフダン」

 

ループイフダン

 

ループイフダンの特徴
  • 手数料が安い
  • スワップポイントが高い
  • セミナーが豊富

 

アイネット証券のループイフダンは、安く買って高く売るを繰り返すリピート注文型の自動売買システムです。

 

ループイフダンでは「通貨ペア」「売買方向」「値幅」の三つを決めることで自動的に売買を繰り返してくれます。

 

レンジ相場におけるループイフダン

相場下落時のループイフダン

 

レンジ相場では細かく売買を繰り返し、トレンド相場では相場を追いかけながらどんどん利益を積み上げていきます。

 

相場上昇時のループイフダン

 

反対に、予想とは逆の方向に為替レートが動くと含み損が増えていくことになります。
アイネット証券のループイフダンでは、今後為替レートがどちらの方向に動くのか、予測して設定することが重要になります。

 

アイネット証券ではループイフダンの実績も公開しており、ループイフダンを利用している顧客の資産は平均27%増加しています。

※2020年4月1日〜2021年3月31日にループイフダンで運用中の顧客を対象とし、4月1日と3月31日の各口座の利益率の平均値。

 

また、2019年度の実績では、ループイフダンで自動売買を実践した人の約80%が資産を増やしています。

 

シンプルな仕組みの自動売買システムですが、高い実績を残しているのがループイフダンの最大の魅力です。

 

あらかじめ用意された設定条件をランキングから選ぶだけでも自動売買を始められるので、FX初心者でも簡単に始めることができます。

 

また、ループイフダンは手数料無料で利用可能で、こちらで紹介している自動売買システムの中ではコストが安いのも特徴です。

 

ループイフダンのサービス概要
ツール名称 タイプ 米ドル円
ループイフダン リピート型 2.0銭
通貨ペア 最低取引 手数料
20種類 1,000通貨 無料

 

 

 

 

インヴァスト証券「トライオートFX」

 

トライオートFX公式サイト

 

トライオートFXの特徴
  • 初心者も簡単の選ぶだけの自動売買
  • 中上級者はカスタムも可能
  • 業界最狭水準のスプレッド

 

インヴァスト証券ではリピート注文型の自動売買「トライオートFX」を提供しています。
自分であらかじめ決めた一定の値幅で売買を繰り返す仕組みの自動売買です。

 

売買方向が適切だった場合には大きく利益を伸ばすことができます。
反対に売買方向を見誤って、売り・買いの選択とは反対のトレンドが長く続いた場合には損をすることになります。

 

インヴァスト証券が設定したプログラムを選ぶだけで、簡単に自動売買を始めることができるのも特徴の一つです。

 

自動売買プログラムは過去の実績が公開されていて、収益率などでランキング表示されているので、優秀なプログラムを選びやすいように工夫されています。

 

収益率160%超えを記録した設定もあり、これまでに高い実績を残している自動売買です。

※「コアレンジャー_スイスフラン/円」の2018年1月〜2020年6月30日におけるシミュレーション結果です。

 

また、あらかじめ設定された自動売買プログラムはカスタマイズすることも可能なので、中級者や上級者の方は自分の考えを自動売買に反映させることも可能です。

 

実際に自動売買を稼働させる前に、過去のチャートを使ってどのくらい稼ぐことができたのかシミュレーションすることも可能なので、収益率や損失をある程度確認してから始められるのもおすすめのポイントです。

 

また、全通貨ペアを通してスプレッドが狭いので、取引にかかるコストを安く抑えることができます。

 

一方で、トライオートFXの自動売買には取引量に応じて手数料がかかります。

 

取引数量 1,000通貨あたり
1万通貨未満 片道20円
1万通貨以上10万通貨未満 片道10円
10万通貨以上50万通貨未満 片道5円
50万通貨以上 無料


自動売買のコストを計算する際にはスプレッド+手数料を考える必要がありますが、合計すると他の自動売買ツールと比較してコストは平均的になります。

 

インヴァスト証券で自動売買のコストを抑えるなら、1万通貨以上で取引をするのが良いでしょう。

 

トライオートFXのサービス概要
ツール名称 タイプ 米ドル円
トライオートFX リピート型 変動
通貨ペア 最低取引 手数料
20種類 1,000通貨 0円〜40円

※手数料は1,000通貨あたりの往復分(新規・決済)です。

 

 

 

 

みんなのFX「みんなのシストレ」

 

みんなのシストレ

 

みんなのシストレの特徴
  • 選ぶだけのシステムトレード
  • 選ぶだけのリピート注文
  • プロのトレードをコピーできる

 

みんなのシストレでは、安く買って高く売るを繰り返すリピート注文と、高度な売買戦略に基づいて取引を行うシステムトレードの両方が利用可能です。

 

システムトレードでは、専門家が作成した高度な売買戦略に基づくプログラムの他に、高い収益を上げているFXトレーダーのコピートレードも可能です。

 

コピートレードでは、FXの裁量取引で稼いでいるトレーダーから売買のサインを自動的に受け取り、自身のFX口座で同じように取引を行います。

 

稼いでいるトレーダーをSNSのようにフォローするだけで利用できるので、ソーシャルトレードとも呼ばれています。

 

コピートレードは手数料無料で利用可能ですが、裁量取引よりもスプレッドが広く設定されている分がコストとなります。

 

過去には有名なプロトレーダーも登場しており、みんなのシストレは少額から自動売買ができるので、SNS感覚で試してみるのも良いでしょう。

 

リピート注文に加えてソーシャルトレードが利用できる、他のFX会社にはない独自の自動売買サービスを提供しています。

 

みんなのシストレのサービス概要
ツール名称 タイプ 米ドル円
みんなのシストレ 選択型シストレ

リピート型

変動
通貨ペア 最低取引 手数料
33種類 1,000通貨 無料

 

 

 

 

マネースクエア「トラリピ」

 

マネースクエア公式サイト

 

トラリピの特徴
  • 元祖リピート系自動売買
  • セミナーが充実のFX会社
  • シンプルな取引ツール

 

マネースクエアの自動売買「トラリピ」とは、トラップリピートイフダンの略称で、イフダン注文をいくつも張り巡らせておく自動売買です。

 

いくつものリピートイフダン注文を、罠を仕掛けるように等間隔にまとめて設定します。
レンジ相場に対して何回も繰り返して取引を行うリピート系の自動売買です。

 

 

大まかなイメージとしては、ループ・イフダンとよく似た自動売買と言えます。
取引ツールの使い方は非常にシンプルなので、自動売買が初めての方でも簡単に設定ができるでしょう。

 

また、マネースクエアの強みとして顧客への投資教育もあげられます。
自動売買「トラリピ」に関するセミナーから、売買戦略に関するセミナーまで、会場・オンラインの両方で毎週ペースで開催しています。(現在は新型コロナ感染拡大のため、会場でのセミナーは行われていません。)

 

テクニカル分析やファンダメンタルズ分析に関するセミナーも充実しているので、中級者向けのセミナーをお探しの方にもおすすめです。

 

トラリピのサービス概要
ツール名称 タイプ 米ドル円
トラリピ リピート型 4.4銭
通貨ペア 最低取引 手数料
16種類 1,000通貨 無料

※スプレッドは2024年3月18日の確認時点での数値です。固定された数値ではなく常に変動します。

 

 

 

その他の自動売買ツールを紹介

上記のおすすめ自動売買ツール以外にも、以下の自動売買ツールもFXトレーダーから人気があるので要チェックです。

 

ひまわり証券「ループ・イフダン」

 

ループ・イフダン

 

ループ・イフダンの特徴
  • 74.18%の自動売買が利益
  • 未来のチャートの自動予測ツール
  • 取引できる通貨ペアは5種類のみ

※ひまわり証券で運用されたループ・イフダンで利益は「実現損益+評価損益」を足した金額です。(2021年2月末時点の実績データ)

 

アイネット証券ではリピート注文の「ループイフダン」を提供していますが、同じISグループのひまわり証券では「ループ・イフダン」が利用可能です。

 

仕組みや利用方法はほとんど同じで、「通貨ペア」「売買方向」「値幅」の3つを選択するだけのシンプルな自動売買です。

 

レンジ相場におけるループ・イフダンの挙動

 

ただし、アイネット証券では20種類の通貨ペアに対応していますが、ひまわり証券のループ・イフダンで取引できる通貨ペアは5種類となっています。

 

細かい設定でもアイネット証券でのみ可能なものもあるので、自動売買の経験者であればアイネット証券がおすすめです。

 

一方ひまわり証券では、現在のチャートの形を自動分析して、過去のチャートの形から似たものを抽出して表示してくれるツールを提供しています。

 

さらに、テクニカル指標を自動分析して、これから先の相場は買いか売りかをシンプルなアイコンで表示してくれます。

 

今後の為替相場が上昇するのか下落するのか、迷った際にはひまわり証券のチャート自動予測ツール「さきどりテクニカル」を参考にするのも一つの方法です。

 

リピート注文では、今後の為替相場の上昇・下落を予測できるかどうかが鍵となります。
為替予測の経験が全くない方であれば、アイネット証券ではなくひまわり証券を利用してみるのも良いでしょう。

 

ループ・イフダンのサービス概要
ツール名称 タイプ 米ドル円
ループ・イフダン リピート型 2.0銭
通貨ペア 最低取引 手数料
5種類 1,000通貨 無料

 

 

 

 

マネーパートナーズ「連続予約注文」

 

マネーパートナーズの連続予約注文

 

連続予約注文の特徴
  • 100通貨の少額から取引OK
  • 超低コストのリピート系自動売買
  • シンプルな仕組みの自動売買

 

マネーパートナーズの「連続予約注文」は、何円で買って何円で売るといった予約注文を最大20回まで繰り返す、いわゆるリピート系の自動売買です。

 

「何円で買って何円で売る」を一回分づつ設定していくので、設定が少し面倒ではあるものの、シンプルで自動売買の初心者でも理解しやすい仕組みです。

 

また、連続して注文が出されるのは最大20回までになっているので、次の注文は改めて設定し直す点もデメリットではあります。

 

一方で、マネーパートナーズでは100通貨の少額から自動売買取引ができるのが大きなメリットです。
最少取引が1,000通貨の自動売買ツールに比べて、10分の1の資金で自動売買を始めることができます。

 

自動売買のイメージがいまひとつ掴めないようであれば、シンプルなマネーパートナーズの「連続予約注文」で、100通貨から試してみると良いでしょう。

 

また、FX会社によっては自動売買やリピート注文はスプレッドを別に設定していて、米ドル円で2銭程度のスプレッドのFX会社も多くあります。

 

一方、マネーパートナーズの「連続予約注文」は通常の裁量取引と同じ狭いスプレッドで取引可能です。
さらに手数料も無料となっているため、リピート注文のコストを大幅に抑えることができます。

 

「トライオートFX」や「ループイフダン」は設定に手間がかからない分、取引手数料やスプレッドなどのコストがかかります。

 

連続予約注文は最大20回までの注文を一つづつ入力する手間がかかるものの、コストを限りなく低く抑えることができます。

 

リピート系の自動売買を試してみたいけれど、コストがかかるのが気になるという方は、マネーパートナーズで100通貨から試してみると良いでしょう。

 

連続予約注文のサービス概要
ツール名称 タイプ 米ドル円
連続予約注文 リピート型 0.0銭
通貨ペア 最低取引 手数料
28種類 100通貨 無料

※スプレッドは原則固定(例外あり)パートナーズFXnanoの条件です。注文数量5万通貨まで適用。

 

 

FXの自動売買ツールを項目別に徹底比較!

比較する女性

こちらのページでは10社が提供する自動売買ツールをご紹介してきましたが、中には名前がよく似た自動売買ツールもいくつかあります。
各FX会社が提供している自動売買ツールにはどのような違いがあるのでしょうか?

 

ここからは、各FX会社の自動売買ツールを項目別に徹底比較!
様々な角度から自動売買ツールを比較して、最適な自動売買ツールを見つけてみましょう。

 

手数料とスプレッドで自動売買を比較

 

スプレッド

自動売買ではツールやシステムを利用するため、FX会社によっては取引手数料が必要になったり、裁量取引(自身の判断による通常のFX取引)よりもスプレッドが広く設定されていることもあります。

 

コストが安い自動売買ツール選ぶためには、取引手数料とスプレッドの両面から自動売買ツールを比較する必要があります。

 

以下は、米ドル円1,000通貨単位の自動売買取引にかかる取引手数料とスプレッドコスト、及び合計コストの一覧比較です。

 

米ドル円で1,000通貨取引を行った場合のコスト
FX会社 スプレッド 手数料 TOTAL
外為オンラインのロゴ

公式HPへ

10円 40円 50円
FXブロードネットのロゴ

公式HPへ

2円 40円 42円
アイネット証券のロゴ

公式HPへ

20円 無料 20円
インヴァスト証券のロゴ

公式HPへ

変動 40円 -
みんなのFXのロゴ

公式HPへ

変動 無料 -
マネースクエアのロゴ

公式HPへ

44円 無料 44円
ひまわり証券のロゴ

公式HPへ

20円 無料 20円
マネーパートナーズのロゴ

公式HPへ

0円 無料 0円

※みんなのFXはスプレッドが変動制のため算出不可。

※マネーパートナーズのスプレッドは原則固定(例外あり)パートナーズFXnanoの条件です。注文数量5万通貨まで適用。

※マネースクエアのスプレッドは2024年3月18日の確認時点での数値です。固定された数値ではなく常に変動します。

 

上記の通り、自動売買にかかるコストが安いのはマネーパートナーズの「連続予約注文」です。

 

なお、取引量を1万通貨単位とした場合は、インヴァスト証券では取引手数料が半額になるのでTOTALのコストもかなり安くなります。

 

また、外為オンラインでは頻繁に手数料の減額キャンペーンを行っているのでこちらも注目です。

 

 

各社スプレッド一覧
会社名 米ドル円 ユーロ円 ポンド円 豪ドル円
外為オンラインのロゴ

公式HPへ

1.0銭 2.0銭 4.0銭 3.0銭
FXブロードネットのロゴ

公式HPへ

0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.6銭
アイネット証券のロゴ

公式HPへ

2.0銭 3.0銭 5.0銭 4.0銭
マネーパートナーズのロゴ

公式HPへ

0.0銭 0.0銭 0.0銭 0.0銭
ひまわり証券のロゴ

公式HPへ

2.0銭 3.0銭 5.0銭 4.0銭

※スプレッドが変動制のインヴァスト証券、みんなのFX、マネースクエアは一覧から除外しています。

※マネーパートナーズのスプレッドは原則固定(例外あり)パートナーズFXnanoの条件です。米ドル円は1回あたりの注文数量5万通貨まで、ユーロ円、豪ドル円は1万通貨まで、ポンド円は5千通貨まで適用。

※スプレッド調査日:2024/3/15 各社公式HPより

 

 

最低取引単位で自動売買を比較

 

外国の硬貨

 

自動売買を初めて利用する初心者の方には、まずは少額から取引ができる自動売買ツールがおすすめです。
こちらのページでご紹介しているFX会社については、10社中8社が1,000通貨から取引可能となっています。

 

FX会社 最低取引 詳細
外為オンラインのロゴ

公式HPへ

1,000通貨 詳細解説へ
FXブロードネットのロゴ

公式HPへ

1,000通貨 詳細解説へ
アイネット証券のロゴ

公式HPへ

1,000通貨 詳細解説へ
インヴァスト証券のロゴ

公式HPへ

1,000通貨 詳細解説へ
みんなのFXのロゴ

公式HPへ

1,000通貨 詳細解説へ
マネースクエアのロゴ

公式HPへ

1,000通貨 詳細解説へ
マネーパートナーズのロゴ

公式HPへ

100通貨 詳細解説へ
ひまわり証券のロゴ

公式HPへ

1,000通貨 詳細解説へ


少額資金でリスクを抑えて自動売買を始めたい方であれば、100通貨から取引ができるマネーパートナーズの「連続予約注文」がおすすめです。
最低取引単位が1,000通貨の自動売買と比較して、100通貨の自動売買では必要証拠金が10分の1で済みます。

 

連続予約注文は100通貨から取引が可能な上に、必要証拠金も1回の取引分だけとなっているので、他の自動売買ツールと比較してかなり少ない資金で利用することができます。

 

少ない軍資金で自動売買を試してみたいということなら、マネーパートナーズの「連続予約注文」が最適の自動売買ツールと言えます。

 

連続予約注文の特徴
  • 100通貨の少額から取引OK
  • 超低コストのリピート系自動売買
  • シンプルな仕組みの自動売買

 

連続予約注文のサービス概要
ツール名称 タイプ 米ドル円
連続予約注文 リピート型 0.0銭
通貨ペア 最低取引 手数料
28種類 100通貨 無料

※スプレッドは原則固定(例外あり)パートナーズFXnanoの条件です。注文数量5万通貨まで適用。

 

\今なら新規口座開設で1,000円キャッシュバック/

マネーパートナーズ公式サイトへ
無料で口座開設する

 

タイアップ企画開催中!

ただいまマネーパートナーズでは、FXサプリとのタイアップ企画を開催中!
FXサプリ内のリンクからマネーパートナーズの公式サイトへ遷移し、口座開設+1万通貨の取引で1,000円のキャッシュバック!

※付与条件:口座開設月の翌月末までにパートナーズFXで初回取引、またはパートナーズFXnanoにて新規1万通貨以上のお取引

 

スマホアプリで自動売買を比較

 

スマホ

 

自動売買は一旦設定をしてしまうと、手放しで自動的に取引ができるのが最大のメリットです。
とは言え、ずっと放ったらかしにしたままでは為替相場の変化について行けず、思わぬ損失を出してしまうこともあります。

 

自動売買の設定をした後にも、定期的に損益を確認したり、為替相場に大きな動きがないかチャートやニュースを見ることも大切です。

 

PCだけではなくスマートフォンでも操作ができると、外出先で自動売買の設定を変更したり、チャートチェックや情報収集もできるので便利です。
以下に、自動売買ツールを提供しているFX会社のスマホ対応について比較していきます。

 

FX会社 iPhone Android 詳細
外為オンラインのロゴ

公式HPへ

詳細解説へ
FXブロードネットのロゴ

公式HPへ

詳細解説へ
アイネット証券のロゴ

公式HPへ

詳細解説へ
インヴァスト証券のロゴ

公式HPへ

詳細解説へ
みんなのFXのロゴ

公式HPへ

詳細解説へ
マネースクエアのロゴ

公式HPへ

詳細解説へ
マネーパートナーズのロゴ

公式HPへ

詳細解説へ
ひまわり証券のロゴ

公式HPへ

詳細解説へ


こちらでご紹介している自動売買に関しては、どのFX会社であっでスマホからの操作に対応しています。

 

ただし、FX会社によって専用アプリから操作できるパターンと、SafariやGoogle Chromeなどのブラウザで管理画面にアクセスするパターンに分かれます。

 

アプリは視認性や操作性が良いものが多い反面、スマートフォンにダウンロードする必要があるのがデメリットとなります。

 

 

人気(口座数)で自動売買を比較

どの自動売買ツールを利用するのかを選ぶ上では、多くのトレーダーが利用している人気の自動売買ツールを選ぶというのも一つの方法です。

 

自動売買ツールの人気度を比較する基準の一つとして、自動売買を提供するFX会社や証券会社の口座数について比較していきます。

 

※公式HPの開示情報で掲載が見当たらなかった会社は「-」と記載しています。

※みんなのFXの口座数は、同じくトレイダーズ証券のFXサービスLIGHT FXとの合算値になります。

※口座数は調査時点における各社の開示情報を基にしています。最新の情報については各社公式HPよりご確認下さい。


自動売買ツールが使えるFX会社の中で人気があるのは、「iサイクル2取引」を提供している外為オンラインです。

 

リピート系自動売買の「iサイクル2取引」は実際に高い収益率を上げており、初心者でも選ぶだけで簡単に自動売買を始められることから、口座開設者数を大きく伸ばしています。

 

 

 

運営会社の規模や安全性で比較

最後に、自動売買ツールを提供するFX会社や証券会社について、会社規模や安全性について比較していきます。

 

各FX会社や証券会社の「設立年度」「資本金」「自己資本規制比率」の3点を比較します。

自己資本規制比率とは?

自己資本規制比率とは、自己資本から固定的な資産を控除した「固定化されていない自己資本の額」を、発生しうる危険に対応する「リスク相当額」で除して算出する比率です。

つまり、FX会社がどの程度のリスクに耐え得ることができる自己資金を持っているかということになります。

 

自己資本規制比率は最低でも140%は必要で、100%を下回ると金融庁は証券会社に対して業務の停止命令を出すことができます。

 

こちらのページに掲載のある自動売買サービスを提供しているFX会社については、自己資本規制比率の基準を大きくクリアしています。

 

FX会社 設立 資本金 自己資本規制比率
外為オンラインのロゴ

公式HPへ

2003年 3億円 804.4%
FXブロードネットのロゴ

公式HPへ

1993年 3億円 195.2%
アイネット証券のロゴ

公式HPへ

2003年 3億円 154.8%
インヴァスト証券のロゴ

公式HPへ

1960年 30億円 730.8%
みんなのFXのロゴ

公式HPへ

1999年 23億2428.5万円 553.2%
マネースクエアのロゴ

公式HPへ

2014年 17億円 574.0%
マネーパートナーズのロゴ

公式HPへ

2008年 31億円 712.8%
ひまわり証券のロゴ

公式HPへ

2002年 3億円 175.0%

※自己資本規制比率は2023年6月末時点です。(マネースクエアは2023年12月末時点)


当ページに掲載のあるFX会社や証券会社は、全て金融庁による登録を受けた日本国内の企業です。

 

金融庁による登録を受けているFX会社や証券会社は、顧客の資産を安全に管理するために、顧客の資産と会社の財産を区分して管理することが義務付けられています。

 

仮にFX会社や証券会社が経営破綻した場合であっても、顧客の資産は信託銀行によって保全され、資産の額に応じた額の返還を受けることができます。

自動売買の選び方

選び方を教える神様

 

自動売買ツールやシステムを提供しているFX会社はいくつかありますが、その中から最適な自動売買ツールを選択するためにはどのような点に着目すれば良いのでしょうか。
自動売買ツールの選び方とポイントについて以下に解説していきます。

 

自動売買には2種類がある

冒頭でも触れたように、自動売買には「リピート注文」と「システムトレード」の2つがあります。

 

「リピート注文」とは、自分であらかじめ決めた一定の価格帯で売買を繰り返す自動売買です。

 

リピート注文

出典:FXブロードネット

 

一方、「システムトレード」はもう少し複雑なロジックの自動売買で、チャートの自動分析に基づいてプログラムが自動的に売買を行います。

 

また、「リピート注文」と「システムトレード」はそれぞれ、自分で設定をするタイプと、あらかじめ設定されたものを選ぶだけの選択タイプの2パターンにも分けることができます。

 

自動売買が初めての方であれば、まずはあらかじめ設定されたものの中から選んで自動売買を始めてみるのが良いでしょう。

 

自動売買を実際に稼働させてみて、成績を確認しながら設定の微調整をしてみたり、慣れてきたら一から自分で設定してみるのも良いでしょう。

 

 

設定の可能範囲とツールの使いやすさ

FX業者が提供する自動売買ツールは、システムを選ぶだけの簡単なものから、細かく条件を設定できるものまで様々です。

 

FX初心者の方であれば、あらかじめプロが設定した自動売買システムを選ぶだけのものや、設定項目が多すぎないものが良いでしょう。

 

反対にFXの上級者で、自分なりの分析を自動売買に反映させたい方であれば、設定可能な項目が多く自由度が高い自動売買を選ぶのも良いでしょう。

 

先にご紹介したおすすめの自動売買ツールについては、いずれもシンプルな設定で自動売買ができるもので、FX初心者であっても簡単に利用することができます。

 

 

手数料とスプレッドを比べる

FXの自動売買ツールの中には取引手数料がかかるものもあります。
FXでは新規注文と決済注文の1セットで取引を行います。

【新規注文】米ドル円1,000通貨単位「買」

【決済注文】米ドル円1,000通貨単位「売」

自動売買ツールによっては、新規注文だけに手数料が必要となるものもあれば、新規・決済注文の両方で手数料が必要になるものもあります。

 

自動売買の手数料を比較する際には、新規・決済の往復手数料の合計で比較するようにしましょう。

 

さらに、取引手数料だけではなくスプレッドも実質的な自動売買のコストです。
FX会社によっては手数料無料で自動売買ツールを提供していますが、その分スプレッドが広く設定されているのが一般的です。

 

したがって、FXの自動売買ツールを選ぶ際には、取引手数料に加えてスプレッドも考慮して選ぶ必要があります。

 

 

 

自動売買ツールを提供している業者は信頼できるか

自動売買ツールの中には、お金を騙し取ることを目的とした詐欺ツールも存在します。

 

自動売買ツールを利用する際には、提供している業者の身元や評判などをチェックしておくことも大切です。

 

また、自動売買を提供しているFX業者や証券会社は、必ず金融庁による登録を受けている業者であることを確認しましょう。

 

当ページで掲載のあるFX業者や証券会社については、全て金融庁による登録を受けている業者になります。

 

購入するのに高額な資金を必要とする自動売買ツールは避ける方が良いでしょう。

 

 

 

FXの自動売買のメリット

メリット

FXの自動売買は一見すると難しいようで、実はFX初心者にこそおすすめの取引手法です。
FXの自動売買にはどのようなメリットがあるのか、以下に解説していきます。

 

FXの自動売買のメリット
  • 取引に時間が取られない
  • 感情に左右されない
  • 為替分析の高度な知識が無くてもできる
  • 利益や損失を予測しやすい

 

取引に時間が取られない

 

24時間自動売買

出典:インヴァスト証券

 

自動売買は一度設定をしてしまえば、売買タイミングを見落とさないためにチャートに張り付いている必要はありません。

 

仕事中や夜寝ている時間であっても、設定された条件を満たすと自動的に売買が行われます。

 

裁量取引に比べてチャート分析や売買に時間を取られないのは大きなメリットです。

 

 

感情に左右されない

 

ロボットによる自動売買

出典:インヴァスト証券

 

FXで失敗をする大きな要因とも言われているのは、「欲」や「焦り」のような人間の感情と言われています。

 

含み損があるけどいつかは持ち直してくれるかもと期待をしたり、利益が出ているけどもう少し上がるかもと欲を出してしまうことで、非合理的な取引となってしまいます。

 

FXで稼ぐためには、感情に左右されずに自分の考えに忠実に従い、合理的に取引することが大切です。

 

自動売買はツールが機械的に取引を繰り返してくれるので、欲や焦りのような感情で失敗をすることがありません。

 

 

為替分析の高度な知識が無くてもできる

 

為替分析

出典:FXブロードネット

 

FXの自動売買では、チャート分析や為替ニュースに基づく取引判断など、裁量取引では必要になる知識が無くても取引が可能です。

 

FX会社や証券会社によっては、あらかじめ取引ルールが設定されたシステムを選択するだけで自動売買を始めることができます。

 

そのような自動売買は「選択型自動売買」とも言われており、過去の成績から自動売買システムを選ぶだけで取引を始めることができます。

 

過去の実績が公開されていることから、FX初心者でも迷うことなく選択できるのが大きなメリットです。

 

 

利益や損失を予測しやすい

FX会社が提供している自動売買の中には、過去の利益や損失がデータとして詳しく公開されているものもあります。

 

実際に自動売買を始める前に、どの程度稼げる可能性があるのか、またはどの程度損をする可能性があるのか、事前に確認できるのはメリットの一つです。

 

 

 

FXの自動売買のデメリットと注意点

デメリット

FXの自動売買には、メリットだけではなく当然ながらデメリットもあります。
実際に自動売買を始める前には、デメリットや注意点についてもしっかりと理解しておくことが大切です。

 

FXの自動売買のデメリット
  • 裁量取引のスキルが身に付きにくい
  • 定期的な設定の見直しが必要
  • 相場の急変動についていけないことも
  • FXの自動売買には手数料がかかることも
  • 自動売買ツールの中には高額詐欺も

 

裁量取引のスキルが身に付きにくい

自分自身で取引を行う裁量取引では、チャート分析や為替ニュースをもとに売買の判断をします。

 

取引を終えるたびに内容を振り返ることで、FXトレードのスキルや知識を向上させることができます。

 

一方、自動売買ではチャートやニュースの分析を必要としないことも多いので、裁量取引と比べてトレードスキルが向上しづらいと言えます。

 

とは言え、自動売買ではどのシステムを稼働させるのかを判断したり、定期的にシステムを入れ替えることも必要です。

 

自動売買のスキルや知識は、裁量取引とはまた別物とも言えます。

 

 

定期的な設定の見直しが必要

FXの自動売買は、一度設定をしてしまえばある程度は手放しで運用ができますが、ずっと放ったらかしで稼げるというものではありません。

 

為替相場の変化に合わせて、定期的に自動売買の設定を見直したり、システムを入れ替える必要があります。

 

普段の取引は自動的に繰り返してくれますが、定期的に損益や為替相場の大まかな動きなどを確認するようにしましょう。

 

 

相場の急変動についていけないことも

FXの自動売買は、コツコツと小さな利益を積み上げるタイプのものが多くなります。

 

為替相場の大きな動きを狙って、一度に大きな利益をあげるような取引は自動売買とは相性が良いとは言えません。

 

為替レートを大きく動かすようなイベントがある際には、リスク回避のために自動売買ツールを一旦停止させておくというのも一つの方法です。

 

 

FXの自動売買には手数料がかかることも

自動売買ではFX会社が提供しているツールやシステムを使ってFX取引を行います。
ツールやシステムを必要とすることから、売買に手数料がかかることもあります。

 

FX会社によっては手数料無料で自動売買を提供していますが、その分スプレッドが広く設定されているというのが一般的です。

 

自動売買では手数料またはスプレッドによるコストがかかる点がデメリットとなります。

 

 

自動売買ツールの中には高額詐欺も

自動売買ツールの中には、「ほったらかしで確実に稼げる」などと謳った詐欺ツールもあるので注意が必要です。

 

怪しい会社や個人が販売しているような自動売買ツールにはくれぐれも注意が必要です。

詐欺の自動売買ツールの特徴
  • ツールが高額
  • SNSやメールで勧誘が来た
  • 販売元や運営者が海外業者

詐欺被害から身を守るためにも、自動売買ツールは金融庁による登録を受けている業者が提供しているものを利用することをおすすめします。

 

なお、当ページでご紹介しているFX会社や証券会社は、全て金融庁による登録を受けています。

 

 

 

FXの自動売買の基礎知識

基礎知識を教える女性

FXの自動売買はツールによっては初心者でも簡単に利用できますが、利用する前には基礎知識について知っておきましょう。

 

FXの自動売買を始めるにはいくら必要?

FXの自動売買では資金がある程度多い方が幅広い投資が可能になり、リスクも抑えて取引することができます。

 

当ページにてご紹介している自動売買ツールであれば、10万円程度あれば十分に取引を始められますが、できれば30万円程度を初期費用として用意しておくことをおすすめします。

 

 

バックテストとは?

過去の為替チャートを利用して、自動売買をテスト的に運用してみることをバックテスト言います。

 

過去のチャートを元にした結果なので、バックテストで成績が良いからと言って必ず将来的に稼げる保証はありませんが、バックテストの成績が悪い場合は自動売買の設定を見直してみるのが良いでしょう。

 

 

最大ドローダウンとは?

ドローダウンとは下落率のことです。
最大ドローダウンとは、累積損益額の最大値からの下げ幅になります。

 

累計損益10万円に達したあと、9万円まで落ち込んだ場合であれば、最大ドローダウンは1万円(または10%)となります。

 

最大ドローダウンは大きければ大きいほど、大損するリスクがあるということになります。

 

低リスクで堅実に自動売買をしたい方は、最大ドローダウンが大きいものは避けて自動売買を選ぶようにしましょう。

 

 

 

FXの自動売買で稼ぐコツ

自動売買の解説の最後に、自動売買で安定して収益を上げるためのコツについて解説していきます。

 

資金管理を徹底する

自動売買は裁量取引と比較して、より多くの資金が必要となる傾向にあります。

 

自動売買システムは取引チャンスと判断すると売買を行うため、設定内容によっては多くのポジションを保有することもあります。

 

ギリギリの資金で自動売買を行うと、ロスカットにより損失が大きく膨らむ可能性があります。

 

自動売買で運用する際にはある程度の資金を口座に入れておくか、運用資金が足りないようなら少額の自動売買に切り替えてリスクを軽減するようにしましょう。

 

自動売買ツールによっては、最適な資金がどの程度かを自動算出してくれるツールもあります。

 

資金に見合った自動売買を選んだ上で、ロスカットされないように資金管理を徹底することが、自動売買で稼ぐための秘訣と言えます。

 

 

トレンドを理解する

 

トレンドとレンジ

 

為替レートの7割〜8割は、同価格帯で上げ下げを繰り返すレンジ相場と言われています。
リピート系の自動売買ツールはレンジ相場に強く、レンジ相場でこそ大きな効果を発揮してくれます。

 

一方、上昇や下落のトレンドが発生した際には、トレンドに沿ったリピート注文を選ぶことが必要になります。

 

したがって、今は上昇・下落のどちらのトレンドにあるのか、またはレンジ相場にあるのか、チャートの大まかな動きを把握する必要があります。

 

トレンドの判断が難しいようであれば、外為オンラインの「iサイクル2取引」はトレンドを自動で判別してくれるので、そちらを参考にしてみるのも良いしょう。

 

また、高度な売買プログラムやプロトレーダーをコピーするシステムトレードでは、トレンドを自動的に判別して取引を行います。
みんなのシストレのようなシステムトレードであれば、トレンドの判断も自動的に行われます。

 

 

定期的に自動売買の設定を見直す

自動売買は取引を自動で行なってくれる便利なツールですが、未来永劫放ったらかしで稼ぎ続けてくれるものではありません。

 

自動売買のシステムにはそれぞれ相場との相性があり、今の相場に最適な自動売買システムを選択できるかどうかが鍵となります。

 

一定期間稼げている自動売買であっても、為替相場の局面に変化があった際には見直しが必要です。

 

収益は毎日チェックするようにして、チャートも定期的には確認をして、トレンドの転換を見落とさないことが大切です。

 

 

短期的な結果で判断しない

自動売買の中でも特にリピート注文では、多くのポジションを持つ可能性もあるため含み損が発生しやすくなります。

含み損とは?

未決済のポジションで損失が出ている状態。

リピート注文型の自動売買は、含み損を常に抱えながら利益を上げでいく取引スタイルです。

 

一時的に含み損が膨らんでいても、焦らずに長期的な目線で判断することが大切です。

 

時には含み損を損切りすることも必要になる場合はありますが、焦ってすぐに判断してしまわないようにしましょう。

 

 

FXの自動売買におすすめの通貨は?

FXの自動売買に最適の通貨ペアは、自動売買のシステムやロジックによって異なるため一概には言えません。

 

メジャー通貨ペアの代表とも言える米ドル円が最適な自動売買もあれば、豪ドルNZドルのように価格が連動して動く通貨ペアが最適な自動売買もあります。

 

ただし、マイナー通貨ペアや経済が安定しない国の通貨ペアについては、値動きも安定しないため急騰急落が起こりやすい傾向にあります。

 

FX初心者の方であれば、確固たる理由がない限りはマイナー通貨ペアは避ける方が良いでしょう。

ページの先頭へ戻る