トライオートFXを利用する前に知っておくべき評判と特徴
インヴァスト証券が提供するFX口座「トライオートFX」は、マニュアル注文(裁量取引)と自動売買の両方が利用できるFX口座です。
特に、設定された値幅で注文を繰り返すいわゆるリピート系注文の自動売買は評判が良く、FX初心者でも利用しやすい自動売買として人気があります。
こちらのページでは、インヴァスト証券のトライオートFXについて解説していきます。
トライオートFXのデメリットと注意点
トライオートFXには、口座開設前に知っておきたいデメリットがいくつかあります。
トライオートFXのデメリットや欠点をよく理解したうえで、他のFX口座とも比較してみましょう。
自動売買に手数料がかかる
トライオートFXでは、マニュアル取引(裁量取引)の手数料は無料となっていますが、自動売買を利用する際には取引手数料がかかります。
1万通貨未満 | 1,000通貨あたり片道20円 |
---|---|
1万通貨以上10万通貨未満 | 1,000通貨あたり片道10円 |
10万通貨以上50万通貨未満 | 1,000通貨あたり片道5円 |
50万通貨以上 | 無料 |
自動売買を提供するFX会社の中には、取引手数料がかかるところもあれば、取引手数料無料としているところもあります。
取引手数料無料としているFX会社では、ほとんどの場合はスプレッドが広く設定されています。
スプレッドは実質的にFX会社に支払う手数料です。自動売買を提供するFX会社では、取引手数料かスプレッドのいずれかで収益を上げています。
トライオートFXでは取引手数料がかかりますが、スプレッドは自動売買であっても業界最狭水準となっています。
他社の自動売買やリピート注文と比較して、トライオートFXの手数料は平均的な金額です。
自動売買はある程度資金が必要
トライオートFXに限らず、注文を繰り返すリピート系の自動売買では、多くのポジションを同時に持つため含み損も発生しやすいのがデメリットです。
未決済の保有ポジションで損失が出ている状態。
自動売買では含み損は付きものなので、含み損を想定した上で資金を準備することが大切です。
含み損をある程度抱えた場合でもロスカットされないだけの十分な資金が必要です。
トライオートFXの設定画面では、推奨証拠金が表示されます。
ロスカットされないように推奨証拠金を目安にして 、できれば余裕を持たせて推奨証拠金の1.5倍程度を入金しておくことをおすすめします。
トレンド相場には合わない
トライオートFXの自動売買ロジックは、主にレンジ相場で高い効果を発揮します。
上昇か下降のトレンドが発生した場合は、それほど相性の良いロジックとは言えません。
為替相場の7割はレンジ相場と言われますが、残り3割のトレンド相場となった際には手動で利確や損切りをして、次のレンジ相場に入るまでは様子を見るか、マニュアルで取引することをおすすめします。
従って、トライオートFXは完全放置の自動売買ではなく、レンジ相場をブレイクするタイミングなど、ある程度為替レートの動きを見張っておく必要があります。
デモトレードができない
トライオートFXでは、他の多くのFX会社のようにデモトレードができません。
デモトレードでは実際に取引ツールを使って練習ができるので、初めて使うFX会社ではデモトレードを利用したいところです。
トライオートFXでは1,000通貨単位から取引ができるので、まずは少額資金から試してみると良いでしょう。
取引時間が短い
トライオートFXで取引可能な時間帯は以下の通りです。
夏時間(3月〜11月)※サマータイム | 月曜日AM7:00〜土曜日AM:5:00 |
---|---|
冬時間(11月〜3月) | 月曜日AM7:00〜土曜日AM6:00 |
多くのFX会社では、週末のクローズ時間が土曜日AM6:50(サマータイム適用時はAM5:50)となっているので、トライオートFXでは取引できる時間が少し短いということになります。
さらに、トライオートFXでは火曜日から金曜日にかけて毎日システムメンテナンスを行うため、以下の時間帯には取引ができません。
夏時間(3月〜11月)※サマータイム | AM5:40〜AM6:10 |
---|---|
冬時間(11月〜3月) | AM6:40〜AM7:10 |
システムメンテナンスの時間を設けているFX会社はたくさんありますが、30分間は他のFX会社と比較して長めの設定となっています。
朝の通勤時などにトレードを行う人からは、システムメンテナンスが長いことで評判を落としがちとなっています。
とは言え、早朝の時間帯はどのFX会社でもスプレッドが広がりやすくなります。
スプレッドが広がると余分なコストがかかることになるので、早朝の時間帯は取引を行わないトレーダーが多いことから、それほど大きなデメリットにはならないでしょう。
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トライオートFXのメリットと強み
FXトレーダーの中には、トライオートFXをメインに取引している方もいます。
トライオートFXには、他のFX会社には無い強みや特徴があります。
続いて、トライオートFXが他の自動売買に優るメリットについて解説していきます。
収益率160%超えの自動売買
トライオートFXでは、あらかじめ設定されたプログラムを選択するだけで自動売買を始めることができます。
自動売買プログラムは多数ありますが、中には高い収益率のプログラムもあります。
【コアレンジャー_スイスフラン/円】の2018年1月〜2020年6月30日におけるシミュレーション結果では、160%を超える収益率を達成しています。
FXの知識やトレードスキルに自信がない初心者の方であっても、自動売買では高い収益率に期待できます。
初心者でも簡単な選択するだけの自動売買
トライオートFXでは、プログラムが収益率でランキング表示されているので、初心者の方でもプログラムを選びやすいのが特徴です。
過去にどのプログラムがどのくらいの損益だったのか、取引画面から確認できる透明性の高さがトライオートFXの魅力です。
プログラムを選択すればあとは取引量を決めるだけで自動売買を始めることができます。
プログラムがランキング表示されていることでFXに関する知識を必要としないため、FX初心者でも上級者でも同じ条件でプログラムを選択することができます。
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プログラムをつくれるビルダー機能
チャートを見ながら自動売買を作成
作った設定を事前にシミュレーション
トライオートFXの自動売買では、既存のプログラムをカスタマイズしたり、一から設定することも可能です。
ある程度投資戦略が確立された中上級者であれば、自分の考えを落とし込んだ自動売買ロジックを構築したり、トレードスタイルや資金に合わせてカスタマイズすることができます。
プログラムの設定は数値を入力するだけなので、プログラミングの知識を必要としません。
自分でつくったプログラムは、事前にシミュレーションで収益を確認することができます。
トライオートFXはマニュアル取引もできる
トライオートFXは自動売買専用のFX口座ではなく、手動取引(裁量取引)にも対応しています。
スプレッドは業界最狭水準となっていて、裁量取引でも環境や条件が整っているのが魅力です。
為替相場の動向に合わせて、レンジ相場では自動売買、トレンドが発生したらマニュアル取引と柔軟に切り替えることができます。
安心の上場企業
トライオートFXを提供するインヴァスト証券は、JASDAQ上場の大手企業です。
GMOクリック証券などと比較すると知名度が劣る印象もありますが、自動売買のFX口座としては評判が良く、自動売買の口座数では国内でトップを争う人気FX会社です。
ポイント還元で積立資金が貯まる
インヴァスト証券には、自動積立の「マネーハッチ」というサービスがあります。
トライオートFXで1万通貨単位取引するたびに、1円がマネーハッチの積立資金としてキャッシュバックされます。
1万通貨単位あたり1円と還元率は決して高いとは言えませんが、ポイント還元のないFX会社が大半を占めることを考えると、トライオートFXの強みの一つと言えるでしょう。
トライオートFXを運営するインヴァスト証券以外に、ポイント還元のあるFX会社にはDMM FXやYJFX!などがあります。
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トライオートFXの自動売買ロジックを徹底解説
トライオートFXの自動売買では、「ハーフ」「コアレンジャー」「スワッパー」「ハイブリッド」の4つのロジックを利用できます。
ロジック1【ハーフ】
想定レンジの中央値より上半分では「売り」、下半分では「買い」で取引を繰り返します。
一定の為替レートを行き来するレンジ相場では利益をコツコツと積み上げることができますが、上昇か下落のトレンド相場となった際には相性の悪いロジックです。
ロジック2【コアレンジャー】
トライオートFXのロジックの中でも、最も実績と評判が良いのがコアレンジャーです。
レンジ帯を2つに分け、中心のコアレンジでは細かい売買を繰り返し、コアレンジの外のサブレンジでは大きめの利幅を狙う取引を行います。
サブレンジでは、コアレンジより上の価格帯では売り注文のみ、コアレンジより下の価格帯では買い注文のみで仕掛けます。
コアレンジを中心に相場が上下し、サブレンジではコアレンジに戻ることを想定した取引を行います。
「ハーフ」と同じくレンジ相場では大きな収益に期待できますが、トレンドが発生すると損失を抱えることになります。
ロジック3【スワッパー】
高金利通貨の値動きにフィットするように設計されたロジックです。細かい反発を狙って「買い」を入れることで、為替差益とスワップポイントの両方を狙った取引ができます。
ロジック4【ハイブリッド】
「ハイブリッド」は「コアレンジャー」と同じ取引ルールで、複数の通貨ペアを運用するロジックです。
「コアレンジャー」で複数の通貨ペアを稼働すれば同じことができますが、「ハイブリッド」を利用することで一回の操作で複数の通貨ペアを稼働させることができます。
複数の通貨ペアで「コアレンジャー」を稼働させることで、収益機会をさらに増やし、リスクヘッジにもつながります。
トライオートFXの自動売買ロジックは、為替相場に合わせて適宜設定値が見直されています。これにより、為替相場に合わせたリピート注文を自動で繰り返すことができます。
為替相場の約7割はレンジ相場と言われていますが、トライオートFXのロジックでは主にレンジ相場を狙った取引を行います。
トライオートFXのスプレッド
トライオートFXのスプレッドは全通貨ペアを通して狭い設定となっていて、自動売買でも裁量取引と同じく以下のスプレッドが適用されます。
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
![]() 米ドル円 |
0.3銭 |
![]() ユーロ円 |
0.5銭 |
![]() ポンド円 |
1.0銭 |
![]() 豪ドル円 |
0.6銭 |
![]() ユーロドル |
0.3pips |
![]() 南アランド円 |
1.8銭 |
![]() トルコリラ円 |
1.5銭 |
※スプレッド調査日:2021/2/17
※現在コロナウイルスの感染拡大に伴い、スプレッドが不安定な状態が続いております。正確なスプレッドに関してはトライオートFX公式サイトにてご確認ください。
トライオートFXのスワップポイント
トライオートFXの主要通貨ペアと高金利通貨ペアのスワップポイントは以下の通りです。
マイナススワップの数値が大きいので、スワップポイントの支払いが発生するポジションには注意したいところです。
通貨ペア | 買い | 売り |
---|---|---|
![]() 米ドル円 |
5円 | -35円 |
![]() ユーロ円 |
-25円 | 2円 |
![]() ポンド円 |
2円 | -32円 |
![]() 豪ドル円 |
1円 | -55円 |
![]() 南アランド円 |
20円 | -120円 |
![]() トルコリラ円 |
45円 | -70円 |
※2021年2月17日時点での最新スワップポイント
トライオートFXの取引ツール
トライオートFXの取引ツールには、PC用の取引ツールとスマホアプリの2種類があります。
PC用取引ツール
トライオートFXのPC用取引ツールは、PCにソフトをインストールして使うタイプではなく、ブラウザでログインして使うタイプのツールになっています。
選択した自動売買のバックテストが可能で、シミュレーション結果を表示することができます。
スマホアプリ
トライオートFXのスマホアプリはiPhoneとAndroidに対応しています。
ただし、スマホアプリでは表示されない情報や、設定できない内容もあります。
ほとんどの操作はスマホアプリでも可能ですが、詳細な操作を行う場合にはPC用取引ツールを使うことになります。
トライオートFXに関するQ&A
サマータイム適用時の夏時間(3月〜11月)は月曜日AM7:00〜土曜日AM:5:00、冬時間(11月〜3月)は月曜日AM7:00〜土曜日AM6:00となります。
トライオートFXで取引できる最低金額は1,000通貨単位となっていて、少額で自動売買を始めることができます。
通貨ペア | 17通貨ペア |
---|---|
最低取引通貨単位 | 1,000通貨単位 |
ロスカット | 有効比率100%以下 |
クイック入金 | 7行 |
自動売買 | ○ |
デモトレード | × |
信託保全 | ○ |
自己資本規制比率 | 573.1% |