マネックスFXの評判は?メリット・デメリットを解説

マネックスFX公式サイト

 

マネックスFXは、2022年5月14日を持ってサービス終了となり、証券総合取引口座の店頭FX(サービス名称:FX PLUS)に統合されました。
以下の記事は過去の情報となりますのであらかじめご了承ください。

 

大手ネット証券のマネックス証券が運営するマネックスFX。
こちらのページでは、マネックスFXを利用する前に知っておくべきメリットやデメリット、サービス概要について詳しく解説していきます。
さらに、独自に募集したマネックスFXに関する口コミについても紹介していきます。

 

 

マネックスFXのデメリットと注意点

マネックス証券は大手ネット証券ですが、マネックスFXの評判は賛否が分かれるところです。
マネックスFXを利用しないトレーダーはなぜそう判断するのか、マネックスFXのデメリットについて以下に解説していきます。

 

広がりやすいスプレッド

スプレッドはFX会社に支払う実質的な手数料です。

 

取引コストを抑えるためにも、スプレッドが狭いに越したことはありません。

 

多くのFX会社ではスプレッドを原則固定でレート配信していますが、マネックスFXのスプレッドは原則固定ではありません。

 

マネックスFX公式サイトで提示されているスプレッドは狭い水準ではありますが、配信率は「95%以上」となっているため、残りの5%程度は提示スプレッドよりも広くなっているということになります。

 

経済指標発表時やクリスマス、イースターなど、相場状況によってはスプレッドが大きく開く可能性が十分にあります。

 

また、注文数量が増えるとスプレッドが広がりやすくなるので、ある程度まとまった数量の注文を出すトレーダーにはおすすめできません。

 

スプレッドの数値だけを見ると狭いように感じますが、マネックスFXは固定スプレッドではない点に注意が必要です。

 

 

主要通貨ペアのスワップポイントが低い

マネックスFXのスワップポイントは、米ドル円やユーロ円などの主要通貨ペアにおいては、それほど良い条件とは言えません。

 

中長期でスワップ狙いの取引をするのであれば、おすすめのFX会社とは言えないところです。

 

ただし、南アフリカランドやトルコリラのような高金利通貨ペアに関しては、他のFX会社と同水準で高く設定されています。

 

 

 

取扱通貨ペアが少ない

マネックスFXで取引できる通貨ペアは16種類です。

 

50種類以上の通貨ペアを取り扱うヒロセ通商などと比較すると、通貨ペアはかなり少なく感じます。

 

メジャーな通貨ペアは一通り揃っているのでFX初心者の方にとっては問題ないでしょうが、マイナー通貨ペアを取引する可能性がある方にはマネックスFXはおすすめできません。

 

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電話サポート時間が短い

マネックスFXでは、電話とメールでの問い合わせに対応しています。

 

サポートセンターの電話受付時間は平日8:00〜17:00まで、24時間対応しているFX会社と比較すると評価は劣ります。

 

また、FX会社で最近増えてきているLINE問い合わせにも対応していません。

 

FX初心者の方でサポートを頻繁に利用したいのであれば、24時間サポートを提供しているFX会社を選ぶことをおすすめします。

 

 

外貨同士の取引で発生する手間とコスト

マネックスFXでは、外貨同士の取引で得た収益は、外貨のまま残高に残ります。

 

例えばドルユーロの取引で収益を上げた場合には、利益はドルのまま残高に計上されます。

 

日本円にして出金するためには、ドルを円に両替する手続きが必要になります。

 

両替にはコストがかかるため、マネックスFXの大きな欠点と言えます。

 

ほとんどのFX会社においては、外貨同士の取引で得た利益は自動的に日本円に換算されます。

 

ドルユーロやユーロポンドなど、外貨同士の取引を多く行う方であれば、マネックスFXは不向きとも言えるでしょう。

 

 

入金に関するデメリット

マネックスFXに資金を入金する際には、手数料無料で24時間手続き可能なクイック入金が利用できます。

 

マネックスFXに限らず、昨今はほとんどのFX会社においてクイック入金を利用できます。

 

クイック入金の提携銀行はFX会社によって異なりますが、マネックスFXが提携している銀行は以下の7行のみとなります。

 

マネックスFXでクイック入金に対応している銀行

 

他のFX会社と比較すると、クイック入金を利用できる銀行は若干限られます。

 

また、クイック入金を利用するには、最低1万円以上の入金となっています。

 

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マネックスFXのメリットと特徴

FXトレーダーの中には、マネックスFXをメイン口座として利用している方もいます。

 

マネックスFXには他のFX会社には無い強みや特徴があります。

 

続いてマネックスFXが他社に優るメリットについて解説していきます。

 

 

レバレッジが変更できる

マネックスFXでは、レバレッジを1倍、2倍、5倍、10倍、25倍から選択することができます。

 

できるだけリスクを抑えて取引したい方は、レバレッジを1倍や2倍に抑えて取引できます。

 

ただし、レバレッジを選択できないFX会社であっても、取引に必要な証拠金に対して十分な預託資金を維持しておくことで、実質的にレバレッジを抑えることができます。

 

従って、レバレッジを選択できるというのは、多くのFX会社でも実質的に可能なことであって、マネックスFXの大きなメリットとは言えません。

 

 

ロスカット基準を変更できる

マネックスFXでは、ロスカットレベルを30%〜100%の間で変更することができます。

 

FX初心者のうちはロスカットレベル100%で取引するのも良いことですが、ある程度取引スタイルが確立してくると、ロスカットレベルが100%ではトレードに支障がでることもあります。

 

自分のFX取引スタイルに合わせてロスカットレベルを選択できるのは、他のFX会社には無いマネックスFXの強みの一つです。

 

 

運営会社は東証一部上場のマネックス証券

マネックスFXを運営しているのは、東証一部上場企業のネット証券であるマネックス証券です。

 

東証一部上場というのは、顧客からすると信頼できる一つの要素でしょう。

 

しかし、同じく大手ネット証券の楽天証券は、過去に大規模なシステム障害を何度も起こし、顧客に損失を与えたことで行政処分を受けています。

 

大手証券会社であれば必ず安心というわけでもありません。

 

 

海外旅行に便利な外貨両替

マネックスFXでは、入金した日本円をドルやユーロに両替して受け取ることも可能です。

 

両替手数料は1通貨あたり0.2円と、銀行で両替するよりもお得になります。(出金手数料は別途2,000円)

 

ただし、外貨両替であればマネーパートナーズの方がコストが安く、両替可能通貨も豊富です。

 

FX会社としても評判が良いので、外貨両替が目的ならマネーパートナーズもおすすめです。

 

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マネックスFXの口コミ・評判

 

口コミ

 

クラウドソーシングを利用して、マネックスFXに関するレビューを募集しました。
マネックスFXを実際に利用してみた感想について回答を頂きました。

 

※口コミの募集にはクラウドソーシングサービスのランサーズを利用しています。
※ご紹介している口コミは、口コミを提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスについていかなる保証をするものでもありません。

マネックスFXは大手ネット証券のマネックス証券が運営しているFX取引口座です。楽天証券やSBI証券に知名度では劣りますが、マネックス証券もそれらと肩を並べる大手企業なので安心感があります。サイトは大手ネット証券にしてはシンプルでわかりやすいので、FXをこれから始める人にでも扱いやすいと思います。(50代|FX歴5年)

PC取引ツールやスマホアプリは最初使い始めた頃は少し使いにくいようにも感じましたが、ある程度使っていくうちに慣れてくると思います。スプレッドやスワップポイントも他社と比べて平均的なので、特に不満なく利用しています。(30代|FX歴2年)

スプレッドは安定していて、約定もそれほど滑りやすいということはありません。外出先でスマホでチェックすることも多いのですが、スマホアプリは少し物足りない印象です。現在はどのFX会社もスマホアプリの開発にかなり力を入れているので、その辺りと比べるとマネックスFXももう少し機能を増やして欲しいところです。(40代|FX歴3年)

スプレッドが狭いのでコストを抑えた取引ができると思い口座開設をしました。FXは初めてのことでしたが、素人でも簡単に操作して取引が出来ました。ただ、スプレッドは固定ではなく変動スプレッドなので、スプレッドが広がっていないか注文の際には確認が必要です。その点だけ改善されるとありがたいです。(40代|FX歴1年)

 

マネックスFXの取引ツール

 

マネックスFXの取引ツール

 

マネックスFXでは、各デバイスに合わせて4種類の取引ツールが提供されています。

 

 

MonexFX ブラウザツール

 

マネックスFXのブラウザツール

 

マネックスFXでは4種類の取引ツールを提供していますが、基本となるのがこちらのMonexFX ブラウザツールです。
シンプルなデザインの取引ツールなので、マネックスFXを初めて使う方やFX初心者にも推奨されています。
MonexFX ブラウザツールでしか利用できない機能もあります。

 

 

MonexFX SPEED Lite

 

MonexFX SPEED Lite

 

パソコンの他タブレットでも使用できる取引ツールです。
タブレットで取引するならMonexFX SPEED Liteがおすすめです。
パソコンで取引をするのであれば、次にご紹介するMonexFX SPEEDの方が高機能でおすすめです。

 

 

MonexFX SPEED

 

MonexFX SPEED

 

マネックスFXの4つの取引ツールの中で、最も高機能・高性能なのがこちらのMonexFX SPEEDです。
テクニカル指標を豊富に備えていて、素早い注文操作にも対応できる仕様となっています。
デイトレードやスキャルピングに適した取引ツールです。

 

 

MonexFX SPEED スマートフォン

 

マネックスFXのスマホアプリ

 

マネックスFXのスマートフォン専用アプリです。
iPhoneとAndroid両方にスマホアプリの提供があります。

 

 

マネックスFXの口座開設の流れ

口座開設の流れ

 

STEP1

お申込フォーム入力

マネックスFXで口座を開設するには、まず初めにマネックスFX公式サイトの口座開設申し込みフォームへ進みます。口座開設申し込みフォームに必要事項を入力していきます。所要時間はおおよそ5分から10分程度です。

 

 

STEP2

必要書類の提出

マイナンバーと本人確認書類を提出します。提出方法はWEBアップロードか郵送のいずれかを選択できます。必要書類の提出をもって、口座開設の申し込みは完了となり審査に入ります。

 

 

STEP3

口座開設通知の受け取り

マネックスFXによる審査に通ると、本人確認書類に記載された住所に、ログインIDとパスワードが記載された書類が届きます。

 

 

STEP4

入金後取引開始

マネックスFXが指定する銀行口座に振込、またはクイック入金にてFX口座に入金すると、いよいよFX取引がスタートとなります。

 

 

マネックスFXに関するQ&A

よくある質問

取引時間は何時から何時までですか?

月曜日AM7:00〜土曜日AM6:55となります。
サマータイム適用時の夏時間は、月曜日AM7:00〜土曜日AM:5:55です。

取引手数料はかかりますか?

取引や口座維持に必要となる手数料はありません。スプレッドが実質的にマネックスFXに支払う取引手数料ということになります。

レバレッジは何倍ですか?

マネックスFXのレバレッジは、1倍、2倍、5倍、10倍、25倍から選択することができます。

 

 

マネックスFXの会社概要

マネックス証券が設立されたのは1999年です。

 

2005年には日興ビーンズ証券と合併して、マネックス・ビーンズ証券株式会社となりました。

 

その後マネックス・ビーンズ証券株式会社から社名を変更、現在のマネックス証券株式会社になりました。

 

その後もオリックス証券やソニーバンク証券の吸収合併を経て、現在の大手ネット証券へと成長しました。

 

通貨ペア 16通貨ペア
最低取引通貨単位 1,000通貨単位
クイック入金 7行
デモトレード
信託保全
自己資本規制比率 325.5%

 

マネックスFXの総評

マネックスFXには致命的なデメリットは無いものの、あえて選ぶに値するメリットもありません。
強みとして打ち出している1,000通貨単位から取引OK、業界最狭水準スプレッドに関しても、多くのFX会社が提供しているサービスです。

 

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