GMOクリック証券とGMO外貨の違いを解説

比較している男性

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GMO外貨は、以前はヤフーの子会社で「YJFX!」のブランドでサービスを展開していましたが、2021年9月からはGMOフィナンシャルホールディングスの傘下に入り、「外貨ex byGMO」の名称でサービスを開始。さらに、2023年7月にGMO外貨に社名を変更しました。

 

GMOクリック証券もGMOフィナンシャルホールディングスの連結子会社なので、2社はグループ会社という関係になります。

 

とはいえ、GMOクリック証券とGMO外貨は別会社となっており、基本的にはサービス内容や取引ルールは異なります。

 

GMOクリック証券とGMO外貨の違いについて、項目別に詳しく見ていきましょう。

 

 

スプレッドが狭いのはどっち?

スプレッドはFX会社に支払う実質的な手数料といえます。そのため、スプレッドは安い(狭い)に越したことはありません。

 

トレーダーがFX会社を選ぶ際には、スプレッドを最重要視する方も多いのではないでしょうか。

 

ここでは2社のスプレッドを参考に、GMOクリック証券とGMO外貨ではどちらのスプレッドが狭いのか見ていきましょう。

 

通貨ペア GMOクリック証券のロゴ

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GMO外貨のロゴ

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米ドル円
米ドル円
0.2 0.2
ユーロ円
ユーロ円
0.4 0.4
ポンド円
ポンド円
0.9 0.9
豪ドル円
豪ドル円
0.5 0.5
ユーロドル
ユーロドル
0.3pips 0.3pips
南アフリカランド円
南アランド円
0.9 1.3
メキシコペソ円
メキシコペソ円
0.2 0.2

※スプレッドは原則固定(例外あり)

※スプレッド調査日:2024/3/15

 

上記の通りメジャー通貨ペアに関しては、GMOクリック証券とGMO外貨では同じスプレッドとなっています。

 

ただし、両社ともキャンペーンでスプレッドを縮小することがあるので、両方の口座を開設しておいて、スプレッドに応じて利用する口座を切り替えるというのも一つの方法です。

 

 

スワップポイントが高いのはどっち?

スワップポイントとは、2ヵ国の通貨の金利差によって発生する利益です。
日本円のような低金利通貨を売って、高金利通貨を買った場合には、金利の差額を毎日受け取ることができます。

 

反対に低金利通貨を買って高金利通貨を売った場合には、金利の差額を毎日支払うことになります。

 

中長期の取引を行うトレーダーにとっては、スワップポイントによる収益は魅力的です。

 

ポジションの保有期間が長いトレードスタイルであれば、スワップポイントが高いFX会社を選ぶようにしましょう。

 

通貨ペア GMOクリック証券のロゴ

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GMO外貨のロゴ

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米ドル円
米ドル円
251 260
ユーロ円
ユーロ円
222 221
ポンド円
ポンド円
293 292
豪ドル円
豪ドル円
141 140
南アフリカランド円
南アランド円
173 161
トルコリラ円
トルコリラ円
39 36.1
メキシコペソ円
メキシコペソ円
281 261

※スワップポイント調査日:2024年4月17日

 

GMOクリック証券とGMO外貨のスワップポイントは、基本的には大きな差はないと言えます。また、スワップポイントは日々変動するため、優劣を決めるのが難しい側面もあります。

 

ただし、過去数年間のスワップポイントまで比較すると、GMOクリック証券の方が安定的に好条件のスワップポイントを維持しています。

 

スワップポイントだけで選ぶのであれば、GMOクリック証券を選択するのが良いでしょう。

 

 

最小取引単位に違いはある?

FXの最小取引単位とは、1回の注文で取引ができるもっとも少ない取引単位のことです。

 

FX初心者など少額で取引をしたい方は、最小取引単位を比較すると良いでしょう。

 

以前は10,000通貨単位からというFX会社が多かったですが、昨今では少額取引の人気が高まり、現在は1,000通貨単位から取引できるFX会社が増えています。

 

GMOクリック証券も、2022年10月1日(土)より取引ルールを変更し、最小取引単位を10,000通貨から1,000通貨に変更しました。

 

また、GMO外貨についても最小取引単位は1,000通貨です。ただし、南アフリカランド円とメキシコペソ円は、2社ともに10,000通貨単位からとなっています。

 

ほとんどの通貨ペアに関しては最小取引単位に違いはありませんが、唯一トルコリラ円に関しては、GMOクリック証券が1,000通貨単位であることに対して、GMO外貨は10,000通貨単位となっています。

 

トルコリラ円を少額で取引してみたい方は、1,000通貨単位から始められるGMOクリック証券がおすすめです。

 

 

通貨ペアに違いはある?

GMOクリック証券とGMO外貨では、取り扱っている通貨ペアは少し異なります。

 

GMO外貨では「人民元/円」、「香港ドル/円」、「豪ドル/スイスフラン」、「カナダドル/スイスフラン」の4種類を、GMOクリック証券よりも多く取り扱っています。

 

GMOクリック証券の通貨ペアは、全てGMO外貨でも取引可能です。

 

取引したい通貨ペアが決まっている方は、以下の取扱い通貨ペアの一覧表を参照してみましょう。

 

GMOクリック証券のロゴ

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GMO外貨のロゴ

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通貨ペア 20種類 24種類
米ドル/円
ユーロ/円
英ポンド/円
豪ドル/円
NZドル/円
カナダドル/円
スイスフラン/円
トルコリラ/円
南アフリカランド/円
メキシコペソ/円
人民元/円 ×
香港ドル/円 ×
ユーロ/米ドル
英ポンド/米ドル
豪ドル/米ドル
NZドル/米ドル
ユーロ/英ポンド
ユーロ/豪ドル
英ポンド/豪ドル
ユーロ/スイスフラン
英ポンド/スイスフラン
米ドル/スイスフラン
豪ドル/スイスフラン ×
カナダドル/スイスフラン ×

 

FX以外の金融商品を比較

GMOクリック証券とGMO外貨では、FX以外にも様々な金融商品を取り扱っています。

 

FX以外の金融商品にも興味がある人は、両社がどんな金融商品やサービスを提供しているのかを比較しておくとよいでしょう。

 

会社名 GMOクリック証券のロゴ

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GMO外貨のロゴ

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主な商品数 9 3
FX FXネオ(店頭取引)

クリック365(取引所取引)

外貨ex(店頭取引)
株式 ×
投資信託 ×
先物 ×
バイナリーオプション ○(株、外為) ○(外為)
CFD
NISA ×


投資における格言の一つに「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。
卵を1つのカゴに盛ると、そのカゴを落とすと全部の卵が割れてしまいます。しかし複数のカゴに分けておけば、1つのカゴを落としても他のカゴの卵は影響を受けずにすむという意味です。

 

これを投資に置き換えると、投資先を一つではなく分散させておくことで、一つが失敗しても他の投資先は影響を受けずに済むという考え方です。

 

FX以外の金融商品にも興味があり分散投資したい方には、GMOクリック証券の方が幅広い金融商品を提供しているのでおすすめです。

 

口座を一つ開設するだけで、様々な金融商品を一元管理することができます。

 

 

その他の違いを一覧比較

上記の他にも、GMOクリック証券とGMO外貨には以下のような違いがあります。
表を参照して比較してみましょう。

 

会社名 GMOクリック証券のロゴ

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GMO外貨のロゴ

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注文上限 1注文あたり100万通貨

(大口モードは500万通貨)

1注文あたり200万通貨

米ドル円/人民元円/香港ドル円/米ドルスイスフラン/ユーロスイスフラン/英ポンドスイスフラン/豪ドルスイスフラン/カナダドルスイスフランは100万通貨

レバレッジ 最大25倍

選択不可

1倍・10倍・25倍から選択可能
ロスカット手数料 1,000通貨あたり50円

南アランド円/メキシコペソ円は1万通貨あたり50円

無料
信託保全先 三井住友銀行

みずほ信託銀行
三井住友信託銀行
日証金信託銀行

三井住友銀行

みずほ信託銀行
SBIクリアリング信託

自己資本規制比率 703.2%

(2023年3月末時点)

868.1%

(2023年11月末時点)

 

 

GMOクリック証券とGMO外貨の共通点は?

GMOクリック証券とGMO外貨は別の会社なので取引ルールが異なる点も多いですが、反対にグループ会社ならではの共通点もあります。

 

2社の共通点を理解しておくことで比較ポイントがより明確になるので、共通点についてもしっかりと確認しておきましょう。

 

GMOクリック証券とGMO外貨の共通点
口座開設手数料 無料
取引手数料 無料
最低取引単位 1,000通貨単位
建玉上限 全通貨ペア合計4,000万通貨
ロスカット 証拠金維持率50%未満
自動売買 ×
スピード注文
デモトレード
電話サポート

 

強靭なサーバーとセキュリティは共通の魅力

GMOクリック証券とGMO外貨は、東証一部上場の大手IT企業GMOインターネットのグループ会社です。

 

システム構築やインターネットセキュリティは専門分野であり、両社とも信頼と安心感があります。

 

自然災害やハッカーによる攻撃でサーバーがダウンすると、取引ができなくなり取引機会の損失やリスク拡大に繋がります。

 

過去にサーバーダウンを起こしたFX会社はいくつかあるので、万が一に備えてシステムが強固なFX口座を持っておくことも大切です。

 

 

GMOクリック証券とGMO外貨の特徴を解説

ここからは、GMOクリック証券とGMO外貨それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

 

まずは、GMOクリック証券の特徴から見てみましょう。

 

GMOクリック証券

 

GMOクリック証券公式サイト

 

GMOクリック証券は、FX口座数78万以上(2023年3月時点)の国内最大手のFX会社です。狭いスプレッドや使い勝手の良い自社開発ツールが評判です。

 

FX以外にも株や先物、CFDなど幅広い金融商品を取り扱う総合ネット証券で、一つの口座で様々な金融商品を管理できる点も大きなメリットです。

 

また、万が一の経営破綻に備えて義務付けられている信託保全では、4つの大手銀行等と提携するなど、リスクマネージメントの面でも安心感があります。

 

いわばオールラウンダーといっても過言では無く、FX初心者のみならず上級トレーダーからも支持されている証券会社です。

 

各種手数料が安くコスト面での評判も良いGMOクリック証券ですが、一方で強制ロスカットには手数料がかかります。

 

証拠金の多くを失う上に手数料をさらに徴収されるので、強制ロスカットには注意が必要です。

 

ちなみにロスカットとは、損失がある程度の水準に達した時点で、更なる損失の拡大を防ぐことを目的として、FX口座のシステムが強制的に反対売買して決済する仕組みです。

 

 

GMOクリック証券がおすすめなのはこんな人

GMOクリック証券は高性能のツールやシステムにより、初心者から上級者に至るまで多くのトレーダーに選ばれているFX会社です。

 

したがって、便利で使いやすいツールを使って取引したい方におすすめのFX会社です。

 

また、FX以外にも様々な金融商品を扱っているので、幅広い金融商品に対応できるメイン口座が欲しい人におすすめです。

 

GMOクリック証券サービス概要
米ドル円 ユーロ円 ポンド円 豪ドル円
0.2銭 0.4銭 0.9銭 0.5銭
ユーロドル 南アランド円 メキシコペソ円 スワップ
0.3pips 0.9銭 0.2銭
取引単位 通貨ペア 初心者 電話
1,000通貨 20種類 月曜8:00〜金曜17:00
口座開設 取引手数料 デモ取引 特典
無料 無料 新規FX口座開設+取引で最大55万円キャッシュバック

※スプレッドは原則固定(例外あり)

 

 

 

GMO外貨

 

GMO外貨公式サイト

 

GMO外貨は、2021年9月にGMOインターネットグループの一員となり、スプレッドの狭さや便利なシステムを併せ持つFX会社です。

 

GMO外貨はGMOクリック証券に比べると取扱商品は少ないですが、GMOクリック証券同様にFX以外の金融商品も取り扱っています。

 

GMO外貨の特徴の一つは、レバレッジを選択できることです。
初心者のうちは資金管理がうまくいかず、高いレバレッジで取引をして大きな損失を出してしまう可能性があります。

 

GMO外貨では、そのようなハイリスクな取引を避ける手段として、レバレッジを選択することができます。レバレッジ1倍コースなら、限りなく低いリスクでの取引が可能になります。

 

また、GMO外貨はリアルタイムに出金ができる数少ないFX会社です。

 

FX会社の多くは、口座に即座に資金を入金することはできても(クイック入金)、出金には時間を要することが多く、遅いところでは5日ほど待たされる可能性もあります。

 

手数料無料で即座に資金を引き出すことができるというのは、GMO外貨の魅力の一つです。

 

 

GMO外貨がおすすめなのはこんな人

GMO外貨は少額取引が可能な上に、レバレッジを自分で選択できるため、ローリスクでFXを始めたい人におすすめです。

 

特に初心者の方にとっては、少額トレードを繰り返しながら経験を積むのに最適な環境といえるでしょう。

 

GMO外貨サービス概要
米ドル円 ユーロ円 ポンド円 豪ドル円
0.2銭 0.4銭 0.9銭 0.5銭
ユーロドル 南アランド円 メキシコペソ円 スワップ
0.3pips 1.3銭 0.2銭
取引単位 通貨ペア 初心者 電話
1,000通貨 24種類 8:00〜17:00
(土日除く)
口座開設 取引手数料 デモ取引 キャンペーン
無料 無料 口座開設+取引で最大55万円

※スプレッドは原則固定(例外あり)

※外貨出金手数料は1回につき1,500円が発生

 

 

 

まとめ

GMOクリック証券とGMO外貨は同じグループの会社ではありますが、別会社となるためサービスを共有することはできません。

 

また、サービス内容は共通している部分もありますが、大きく異なる点もあるので、重視するポイントに着目しながら相性の良いFX会社を選ぶようにしましょう。

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