PayPay銀行の評判は?メリット・デメリットを解説

外貨預金や投資信託など、様々な金融商品にも力を入れているPayPay銀行ですが、FX取引サービスにはどのような特徴があるのでしょうか?

 

こちらのページでは、PayPay銀行でFXを始める前に知っておきたいメリットやデメリット、サービスの特徴などについて徹底解説!
さらに、独自に募集したPayPay銀行のFXに関する口コミや評判についても紹介していきます。

 

PayPay銀行の概要と取引ルール
口座開設手数料 無料
取引手数料 無料
取扱通貨ペア 24種類
最低取引単位 1,000通貨
レバレッジ 最大25倍
自動売買 ×
デモトレード ×

 

この記事の監修者

監修者の水上紀行


水上 紀行
バーニャ マーケット フォーカスト代表
1978年三和銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。1983年よりロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。 東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かす。1995年より在日外銀において為替ディーラー及び外国為替部長として要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして広く活躍中。長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。著書はこちら
Twitter:@mizukamistaff
ブログ:Banya Market Forecast オフィシャルサイト
メルマガ:水上紀行FXマーケットフォーカスト

 

 

PayPay銀行のデメリットと注意点

デメリット

日本初のインターネット専業銀行として多くの顧客をもつPayPay銀行ですが、FXならPayPay銀行は選ばないというトレーダーもいます。

 

PayPay銀行を選択しないFXトレーダーはなぜそう判断するのか。PayPay銀行のデメリットについて以下に解説していきます。

 

 

スプレッドが広い

スプレッドとは買値と売値の差異のことです。PayPay銀行は他の証券会社やFX会社と比較して、スプレッドがかなり広くなっています。

 

スプレッドは実質的な手数料とも言えますが、一般的に銀行が提供するFXではスプレッドが広いことが多いです。

 

また、為替相場が激しく動いている時間帯になると、注文した瞬間にレートが動いてしまい、狙ったレートで取引できないことがあります。

 

これをスリッページと言いますが、スリッページが起こるとさらに手数料がかかることもあります。

 

FXの手数料を少しでも安く抑えたい方は、PayPay銀行以外のFX会社を検討してみることをおすすめします。

 

 

 

スワップポイントの支払いが大きい

スワップポイントとは、2種類の通貨間の金利差のことを言います。

 

日本円のような低金利通貨を売って、高金利通貨を買った場合には、金利の差額を毎日受け取ることができます。

 

新生銀行のスワップポイントとは

 

 

反対に低金利通貨を買って高金利通貨を売った場合には、金利の差額を毎日支払うことになります。

 

PayPay銀行では、スワップポイントの受け取り額よりも支払い額の方が高く設定されているため、トレーダーよりも銀行の方が有利と言えます。

 

一方で、DMM FXのように売りスワップと買いスワップが同程度の水準に設定されているFX会社もあります。

 

中長期の取引がメインとなるなら、支払いのスワップポイントが大きな負担となるPayPay銀行はおすすめできません。

 

 

 

デモトレードができない

多くののFX会社では、バーチャルでFXトレードを体験できるデモトレード口座を提供しています。

 

実際に自己資金でFXを始める前に、FX取引を体験したり練習することができます。

 

PayPay銀行ではデモ口座を提供していないので、FX初心者にはリスクが高いとも言えます。

 

PayPay銀行でFXを始めるにしても、他のFX会社の無料デモ口座を利用して、ある程度慣れておくことをおすすめします。

 

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PayPay銀行の普通預金口座が必要

PayPay銀行でFX口座を開設するには、先にPayPay銀行の普通預金口座を開設する必要があります。

 

PayPay銀行のFX口座への入金方法は、PayPay銀行の普通預金口座からの振替のみとなっています。

 

他のFX会社のように、各金融機関から手数料無料で資金を即時入金できるようなサービスはありません。

 

 

サポート受付時間が短い

PayPay銀行では、FXに関する問い合わせに電話やチャットで対応しています。

 

受付時間は平日の9時〜17時まで、昨今は多くのFX会社が24時間電話サポートを行なっていることを考えると、PayPay銀行は利便性が劣ります。

 

FX初心者にとっては、チャートの使い方や注文方法など、利用する機会が多いサポートです。

 

特に、平日の昼間は仕事に出ている方にとっては、PayPay銀行のサポート時間は気になるところです。

 

 

PayPay銀行はスキャルピング禁止

スキャルピングとは、極めて短い時間内で売買を繰り返す手法を言います。

 

数銭〜10銭程度の小さな利益を狙って、1日に何度も取引を繰り返します。

 

新規注文から決済までの時間が短い分リスクが低く、FX初心者でも勝ちやすい手法とも言われています。

 

しかしながら、PayPay銀行では「極めて短時間に機械的に反復して本取引を行う行為」を禁止しています。(参照:FX約款

 

PayPay銀行でスキャルピングをすると、厳重注意や利用制限を受ける可能性もあります。

 

短時間での取引も検討しているなら、スキャルピング公認のFX会社の中でも評価の高いヒロセ通商などを利用すると良いでしょう。

 

 

 

PayPay銀行のメリットと特徴

メリット

FXで利益を上げている人の中には、PayPay銀行で取引をしている人もいます。

 

PayPay銀行のFX口座には、他のFX会社には無い強みや特徴があります。

 

次に、PayPay銀行のFX口座が他社に優るメリットについて解説していきます。

 

 

レバレッジ1倍の初級コース

FXでは、担保となる資金にレバレッジをかけることで、資金の何倍もの取引を行うことができます。

 

本来であれば、10万円の資金であれば10万円分の取引しかできませんが、レバレッジを10倍にすることで100万円分までの取引が可能になります。

 

レバレッジを大きくする方が準備資金は少なくて済みますが、ハイリスクハイリターンの取引となるので注意が必要です。

 

PayPay銀行では、レバレッジを1倍もしくは25倍から選択できるようになっているので、限りなくリスクを抑えた取引も可能です。

 

とは言え、レバレッジ25倍でも預け入れる資金を増やすことで、レバレッジ1倍と同じように低リスクの取引ができるようになります。

 

レバレッジ1倍が選択できることがPayPay銀行の強みとも言えないところです。

 

 

盤石な財務状況

銀行の財務状況は健全であるか、経営状態は安定しているかどうかを知るための指標として、自己資本比率という数値が用いられます。

 

PayPay銀行の自己資本比率は充分に高く、安定していると言えます。

 

しかしPayPay銀行に限らず、ほとんどのFX会社や証券会社は自己資本規制比率が高く、さらに上場企業が多いので安心感があります。

 

また、PayPay銀行を含む全てのFX取引業者は、顧客から預かった資産を個別に管理することを法律で義務付けられていて、万が一銀行や証券会社が破綻した場合であっても顧客の資産は守られます。

 

 

PayPay銀行の口コミ・評判

 

口コミ

 

クラウドソーシングを利用して、PayPay銀行のFXに関するレビューを募集しました。
PayPay銀行のFXを実際に利用してみた感想について回答を頂きました。

 

※口コミの募集にはクラウドソーシングサービスのランサーズを利用しています。
※ご紹介している口コミは、口コミを提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスについていかなる保証をするものでもありません。

コストが高いので、取引回数が多いと利益を出すのが難しくなります。中長期で運用する人向けのFXです。為替アナリストのレポートや動画セミナーなどがもっと充実していると取引しやすいです。その点は証券会社ではなく銀行なので仕方ないのかも知れません。(40代|FX歴3年)

普通預金口座と同じくFXの取引画面も使いやすく、文字が大きくて見やすいです。総合証券のごちゃごちゃしたサイトが苦手な方にはおすすめです。スマホでも取引ができるので、日中仕事をしているサラリーマンにも便利です。(40代|FX歴2年)

銀行系のFXなので、FX専業業者と比較すると条件面では劣ります。スプレッドは広いですし、スワップポイントも特段有利というわけでもありません。既にPayPay銀行を利用している方や、銀行系の方が安心という方には良いです。利用者が少ないからかも知れませんが、サーバーは安定していると思います。(30代|FX歴5年)

 

PayPay銀行のFX取引ツール

 

PayPay銀行の取引プラットフォーム

 

PayPay銀行のFX取引は、PCやスマートフォンで行います。

 

PCで取引する場合は、ブラウザから取引画面にアクセスする方法となり、ソフトをインストールする必要はありません。

 

スマートフォンで取引する場合は、iPhoneとandroidそれぞれにスマホアプリの提供があります。

 

 

PayPay銀行のFX口座開設の流れ

 

口座開設の流れ

 

STEP1

口座開設フォーム入力

PayPay銀行でFX口座を開設をするには、まず初めにPayPay銀行FX口座申し込みフォームへ進み、必要事項を入力します。

 

 

STEP2

必要書類の提出

PayPay銀行の専用アプリを使ってマイナンバーを送信します。スマートフォンをお持ちでない方は、郵送で提出することも可能です。
必要書類の提出をもって、口座開設の申し込みは完了となります。

 

 

STEP3

口座開設通知の受け取り

PayPay銀行にてFX口座の開設手続きが完了すると、ご登録のメールアドレスに通知が届きます。

 

 

STEP4

入金後取引開始

FXパスワードの設定後、PayPay銀行の普通預金口座から振替入金をすると、いよいよお取引スタートとなります。

 

PayPay銀行のFX口座を開設するには、まずはじめにPayPay銀行の普通預金口座を開設しておく必要があります。
普通預金口座をお持ちでない方は、まず初めにPayPay銀行の普通預金口座の開設をお願いします。

 

 

PayPay銀行に関するQ&A

よくある質問

取引時間は何時から何時までですか?

月曜日AM7:00〜土曜日AM6:50となります。
サマータイム適用時の夏時間は、月曜日AM7:00〜土曜日AM5:50です。

最低取引金額はいくらからですか?

1,000通貨単位からお取引ができます。

 

PayPay銀行の会社概要

三井住友グループのネット銀行であるPayPay銀行は、2000年に創業した日本で初めてのインターネット専業銀行です。

 

FXの取り扱いを始めたのは2006年から、銀行がFXの取り扱いを始めるのも国内初となりました。

 

金融商品以外にも、他の金融機関にはないユニークな決済サービスを提供したり、宝くじやtotoを取り扱うなど、独自路線のサービスが印象的なネット銀行です。

 

会社名 PayPay銀行株式会社
所在地 東京都新宿区西新宿2-1-1
設立日 2000年9月19日
資本金 372.5億円(2022年8月7日時点)

 

PayPay銀行の総評

ネット銀行としては最大手のPayPay銀行は、各種手数料が安く提携ATMの数も多いことから、従来の銀行とは一線を画すサービスで非常に便利なネット銀行と言えます。

 

しかしFXに関しては実質的な手数料とも言えるスプレッドが広いなど、FXを本業とする証券会社などと比べて評価は劣ります。

 

FX取引のために口座開設をお考えなら、やはりFXを本業とする企業を検討してみることをおすすめします。

 


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