FXプライムbyGMOはスキャルピング禁止?

スキャルピング可否

 

FXプライムbyGMOは、2023年9月1日(金)付でGMOコイン株式会社と合併となり、消滅会社となりました。
以下の記事は過去の情報となりますのであらかじめご了承ください。

 

スキャルピングとは、数秒〜数分の短い時間で繰り返し売買を行い、少額の利益を積み重ねていく取引手法です。

 

一回の取引で得られる利益は少なくなりますが、同時に損失も最小限に抑えることができる取引手法です。

 

FXプライムbyGMOは、公式サイトに「スキャルピングOK」と表記されている通り、スキャルピングを容認しているFX会社の一つです。

 

実際に、FXプライムbyGMOで取引をしているトレーダーには、スキャルピングをしているトレーダーがたくさんいます。

 

この記事の監修者

監修者の水上紀行


水上 紀行
バーニャ マーケット フォーカスト代表
1978年三和銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。1983年よりロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。 東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かす。1995年より在日外銀において為替ディーラー及び外国為替部長として要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして広く活躍中。長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。著書はこちら
Twitter:@mizukamistaff
ブログ:Banya Market Forecast オフィシャルサイト
メルマガ:水上紀行FXマーケットフォーカスト

 

スキャルピングで口座凍結の可能性はある?

FXプライムbyGMOでは、原則としてスキャルピングを禁止していませんが、スキャルピングの取引内容によっては強制解約となる可能性もあります。

 

FXプライムbyGMOの「外国為替取引約款」には、以下のような記載があるのでスキャルピングをする際には注意が必要です。

第30条 (解約)

次の各号のいずれかに該当した場合は、当社は、本約款及び本約款に基づく各契約を解約できるものとします。
(中略)
(6)お客様が短時間での注文を繰り返し行い、他のお客様の取引、カバー取引、あるいは当社の取引システム等に悪影響を及ぼすと当社が判断したとき

取引量が膨大なスキャルピングを行うと、FXプライムbyGMOで取引をする他の顧客や、FXプライムbyGMOの取引システム、またはカバー取引に影響を及ぼす可能性があります。

カバー取引とは?

FX業者では、顧客から受けた注文と同じ注文を金融機関に出すことで、為替変動リスクを回避しています。これをカバー取引と言います。

カバー取引

FXは1対1で行う取引のため、顧客が「買い」ならFXプライムbyGMOは「売り」の取引をすることになります。顧客からの注文を受けたままでいると、FXプライムbyGMOも為替変動リスクを負うことになるため、リスクヘッジとして銀行や証券会社に取引を流します。

膨大な量の注文が短時間の間に集中すると、FXプライムbyGMOのカバー取引が追いつかなくなる可能性があります。

 

また、FXプライムbyGMOの取引システムに負荷がかかり、注文処理に時間がかかるなど、他の顧客にまで影響を及ぼす可能性があります。

 

そのような理由から、極端に膨大な取引量のスキャルピングや、人間の操作による取引スピードを超えるようなスキャルピングに対しては、口座凍結や強制解約といった措置を取られる可能性があります。

 

とは言え、巨額の資金を投じてスキャルピングを行ったり、プログラムを不正に利用してスキャルピングを行うなどしない限りは、FXプライムbyGMOの規約に抵触する可能性は低いと言えます。

 

原則的には、FXプライムbyGMOではスキャルピングOKと考えておいて良いでしょう。

 

 

FXプライムbyGMOのメリット

FXプライムbyGMOはスキャルピングを公認しているだけあって、スキャルピングに最適なスペックや条件が整っています。

 

FXプライムbyGMOにはどのようなメリットがあるのか、スキャルピングの視点から解説していきます。

 

 

スキャルピングに最適化された取引ツール

 

FXプライムbyGMOの取引ツール「ハイスピード注文」

 

FXプライムbyGMOでは高機能チャートが利用可能で、54種類のテクニカル指標に加えて、27種類の描画ツールを搭載しています。

 

高度なテクニカル分析に基づいてスキャルピングを行いたい方には、FXプライムbyGMOがおすすめです。

 

また、スキャルピングに特化した取引ツール「ハイスピード注文」は、発注後の待ち時間がなく連続注文が可能です。

 

連続してサクサクと注文を行いたい方には、人気の高い取引ツールとなっています。

 

 

約定力が強い

約定力とは、トレーダーの意図する価格で注文成立する強さを意味します。

 

インターネット上で取引をするFXでは、クリック注文した価格から為替レートが動いて、異なる価格で注文成立してしまうことがあります。

 

このように、注文した価格と約定価格にズレが生じず、狙った価格とタイミングで注文成立する強さを約定力と言います。

 

狭い値幅で利益を上げるスキャルピングでは、狙った通りの価格で取引ができる約定力が重要になります。

 

FXプライムbyGMOは、約定率99%以上の実績をもつ約定力の強いFX会社です。

 

なお、FXプライムbyGMOの約定率の調査内容は以下の通り、正常なレート配信が行われていた時間におけるFXプライムbyGMOの調査結果です。

 

対象期間:2020年10月1日〜2021年9月30日
対象ツール:全取引ツール
対象注文:『選べる外貨』の全通貨ペアの成行注文
算出方法:「成行注文が成立した件数」÷「成行注文総件数」
※成行注文総件数には、取引限度額を超えた注文により成立しなかった件数を含みます。

 

 

豊富なキャッシュバックキャンペーン

FXプライムbyGMOでは、毎月様々なキャンペーンを実施しています。

 

中でも、取引量に応じたキャッシュバックキャンペーンは、スキャルピングをする方には嬉しいキャンペーンです。

 

スキャルピングの取引回数や取引量が多い方は、FXプライムbyGMOでお得に取引ができるので要チェックです。

 

 

強固なサーバーと安心のセキュリティ

 

FXプライムのシステムセキュリティ

 

FXプライムbyGMOは大手IT企業のGMOインターネットのグループ会社です。
システム運営やセキュリティは専門分野であり、信頼と安心感があります。

 

スキャルピングを容認しているFX会社では、短時間に大量の注文が飛び交うため、強固なサーバーが必要となります。

 

FXプライムbyGMOでは、システム運営やセキュリティ管理の国際規格の認証を取得しています。

 

 

FXプライムbyGMOのデメリット

スキャルピングを公認しているFXプライムbyGMOですが、スキャルピングには適していない点もあります。

 

続いて、FXプライムbyGMOのデメリットについて、スキャルピングの観点から解説していきます。

 

 

スプレッドは業界最狭水準ではない

FXプライムbyGMOのスプレッドは、業界最狭水準のスプレッドを提供しているFX会社と比較すると若干劣ります。

 

僅かな差ではありますが、取引回数や取引量が多くなるスキャルピングでは、スプレッドも注意しておきたいポイントです。

 

 

1万通貨未満の取引には手数料が発生

FXプライムbyGMOでは1万通貨未満の取引には、1通貨あたり3銭の手数料がかかります。

 

例えば、米ドル円1,000通貨単位を取引する場合であれば、片道あたり30円の手数料がかかります。

 

手数料は新規注文と決済注文の両方で発生するので、1,000通貨あたり30円×2=60円の手数料となります。

 

1万通貨以上の取引であれば手数料無料となりますが、少額のスキャルピングでは手数料がかかることを覚えておきましょう。

 

 

まとめ

FXプライムbyGMOは、スキャルピングをするにあたってデメリットもあります。

 

とは言え、スキャルピングを公認しているFX会社は限られており、スキャルピングを禁止しているFX会社でスキャルピングを行うと、警告を受けるだけでなく、口座凍結や強制解約のリスクもあります。

 

FXプライムbyGMOは約定力が強いことや、取引ツールがスキャルピングに適していることからも、スキャルピングをするのであればおすすめのFX会社と言えます。

 

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