FX会社を手数料で比較!FXに必要なコストも全部解説
本記事はFXサプリ編集部が独自に制作しています。各FX業者や証券会社はコンテンツ制作に一切関与していません。【PR】本記事は広告を含みます。
金融庁が令和3年に行った資産運用に関するアンケート調査では、金融機関の変更理由(Q18)として最も多かった回答は「手数料が高かったから」です。
FXに限らず資産運用においては、手数料を安く抑えることが大切です。
こちらの記事では、各FX会社の手数料やスプレッドを徹底比較。
また、FXではどんな手数料がかかるのか?あまり知られていない細かい費用についても解説していきます。
水上 紀行
バーニャ マーケット フォーカスト代表
1978年三和銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。1983年よりロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。 東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かす。1995年より在日外銀において為替ディーラー及び外国為替部長として要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして広く活躍中。長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。著書はこちら
Twitter:@mizukamistaff
ブログ:Banya Market Forecast オフィシャルサイト
メルマガ:水上紀行FXマーケットフォーカスト
FXの取引手数料は無料!
FXの取引手数料は、ほとんどのFX会社では無料となっています。
FXは取引手数料が無料というのが一般的なので、ごく一部のFX会社や、自動売買システムを利用しない限りは取引手数料がかかりません。
それでは、FX会社はどのようにして収益を上げているのでしょうか?
FX会社は取引手数料は無料ですが、実質的な手数料となるスプレッドによって収益を上げています。
FX会社の手数料を比較するためには、スプレッドについても理解しておく必要があります。
スプレッドとは?
FXの実質的な手数料とも言えるスプレッドとは何なのか?はじめにスプレッドが手数料となる理由について解説します。
スプレッドとは、買値と売値の「差額」のことです。
例えば、ハワイへ海外旅行へ行く際には日本円を米ドルに両替しますが、「米ドルを買う値段」と「米ドルを売る値段」には差額があります。
この差額が外貨両替所の収益となり、実質的な両替手数料となっています。
FXにおいても同様で、米ドルを購入して、レートの変動がないまますぐに日本円に買い戻したとしても、買値と売値の差額分だけ損をすることになります。
上記の米ドル円レートの場合であれば、スプレッドは0.3銭となっているので、1ドルの取引で0.3銭のコストがかかることになります。
1,000ドルの取引であれば3円のスプレッドコストです。
1回の取引にかかるスプレッドコストは「取引量×スプレッド」で算出することができます。
1回の取引に関してのみ言えば、スプレッドコストは微々たるものとも言えます。
ただし、デイトレードのように1日に何回も取引を繰り返し、小さな利益をたくさん積み上げていくトレードスタイルであれば、スプレッドコストは無視できない手数料となります。
手数料の安いFX会社を選ぶには、スプレッドが狭いFX会社を選ぶ必要があります。
以下は、主要FX会社のスプレッド一覧です。
※スプレッドは原則固定(例外あり)です。
※外為どっとコムはキャンペーンスプレッドを含みます。詳細は公式HPをご確認ください。
※松井証券のスプレッドは数量上限以内の成行(ストリーミング)注文の場合です。
※SBI FXトレードのスプレッドは1注文あたり100万通貨までの場合の条件です。
※スプレッド調査日:2024/3/15 各社公式HPより
FX会社の各種手数料を比較
FX会社によってはスプレッド以外にも手数料がかかることがあります。
スプレッド以外の各種手数料については以下の通りです。
会社名 |
取引手数料 |
口座開設 |
入金 |
出金 |
ロスカット手数料 |
---|---|---|---|---|---|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料※ |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
1,000通貨あたり50円 南アランド円/メキシコペソ円は1万通貨あたり50円 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
会社名 |
取引手数料 |
口座開設 |
入金手数料 |
出金手数料 |
ロスカット手数料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
※入金手数料はクイック入金を利用の場合です。
※出金手数料は日本円の通常出金の場合であり、即時出金には別途手数料がかかる場合があります。
※取引手数料は裁量取引の場合であり、自動売買等は別途手数料がかかる場合があります。
※上記は店頭FXの場合であり、くりっく365については対象外とします。
※GMO外貨の外貨出金手数料は1回につき1,500円が発生します。
※2024年3月23日時点の情報です。
ロスカット手数料とは?
FXでは、預け入れ資金に対して一定以上の損失が膨らむと、それ以上の損失を回避するためにFX会社によって強制的に決済されます。
これをロスカットと言い、FX会社によってはロスカットに手数料がかかるところもあります。
スワップポイントは実質的な手数料?
FX会社の手数料と言うとスプレッドばかりが注目されがちですが、実はスワップポイントも場合によっては実質的な手数料と考えられます。
スワップポイントには受取り(プラス)と支払い(マイナス)がありますが、多くのFX会社では支払いの方が数値が大きくなっています。
スワップポイントの受取り額と支払い額の差額が大きいFX会社は、実質的にコストが高いと考えることもできます。
一方で、FX会社によってはプラススワップとマイナススワップで差が無いところもあります。
FX会社を手数料で比較するのであれば、買いスワップと売りスワップの差額も確認してみると良いでしょう。
特に、長期間ポジションを保有する人にとっては、スワップポイントの差額はチェックしておきたいポイントです。
一方で、デイトレードのようにスワップポイントが影響しない取引スタイルであれば特に気に留める必要はありません。
まとめ
FXの取引手数料はほとんどのFX会社においてかかりません。
FX会社の手数料を比較するのであれば、スプレッドと各種手数料、そしてスワップポイントの差額の3つを押さえておきましょう。
短期トレードが中心であればスプレッド、長期トレードが中心であればスワップポイントの差額を比較すると良いでしょう。