FXはPCとスマホどっちでやるべき!?
これからFXを始める方や、FXの取引スタイルが確立していない方の中には、FXはPCとスマホどっちでやるべきなのか?悩んでいる方も多いことでしょう。
結論としては、PCで取引ができる環境であれば、スマホよりもPCで取引をする方がおすすめです。
PCでFX取引をするべき最大の理由はチャートです。スマホの画面は小さいだけではなく縦長なので、テクニカル分析を見誤る可能性があります。
実際に、PCとスマホで同じチャートを開いてみても、縦横比率が違うためにチャートの形状は違って見えます。
PCのディスプレイの方がスマホよりもバランスが良く、画面が大きいのでローソク足一つ一つを正確に見ることができます。そのため、チャートパターンを見つけやすく、確度の高いテクニカル分析にも期待できます。
PCを使って取引ができる環境なのであれば、スマホではなくPCをメインに取引するのが良いでしょう。
PCツールはスマホアプリよりも高機能!
スマホよりもPCの方が良い理由は、ディスプレイが大きいからというだけではありません。
PCの取引ツールはスマホアプリよりも高機能なものが多く、PCのツールでしか利用できないテクニカル指標や描画ツール、注文方法などがあります。
特にチャートに関してはPCの方が高機能なものが多く、チャート上にポジションのラインを表示させたり、一度に多数のテクニカル指標を表示できるなど、スマホアプリよりも機能面で上回ります。
高機能なスマホアプリをリリースしているFX会社もありますが、同社のPCツールであればさらに多くの便利な機能を備えているでしょう。
Macユーザーは要確認
高機能なものが多いPCツールですが、普段利用しているマシンがMacBookやiMacという方は注意が必要です。
と言うのも、FX会社が提供しているPCツールによっては、Macに対応していないことがあります。
そのようなFX会社では、高機能ツールではなく、ブラウザで起動するタイプのツールであればMacでも利用することができます。
ただし、ブラウザタイプのツールは、インストールタイプの高機能ツールに比べて機能面で劣ることがあります。
Macユーザーの方は、どのツールであれば利用できるのか、事前に確認しておくことをおすすめします。
スマホの方がおすすめのケースとは?
FX取引をするならスマホよりもPCがおすすめですが、スマホを使った取引が必ずしも不利というわけではありません。
スマホは外出先や移動時間を利用して、手軽に取引できるのが最大の強みです。
続いては、スマホを積極的に活用したいケースについて見ていきます。
テクニカル分析をしない場合
FXトレードには様々な手法がありますが、テクニカル分析をしない方や、チャートをほとんど見ない方であれば、必ずしもPCにこだわる必要はないでしょう。
各国の政策金利や経済指標など、ファンダメンタルズ分析をもとに中長期的に取引を行うのであれば、スマホで取引をするのも良いでしょう。
スワップ積立を狙った取引
南アフリカランドやメキシコペソなど、高金利通貨ペアによるスワップ積立を狙うのであれば、スマホで取引をするのも良いでしょう。
スワップポイントを狙うなら長期的にポジションを保有することになるので、注文の機会は限られます。
ただし、エントリーや決済のポイントを探ったり、トレンド分析を行うのであれば、やはりスマホよりも画面の大きなPCがおすすめです。
PCとスマホを併用する場合
PCとスマホを併用してトレードするのも一つの方法です。PCのディスプレイにはチャートのみを表示して、注文操作は手元のスマホで行うというトレーダーもたくさんいます。
PCのディスプレイにはチャートだけを並べることで、チャートの動きに集中することができます。
また、自宅では主にPCで取引を行い、外出時のみスマホでレートチェックや注文管理を行うというのも良いでしょう。
PCとスマホのどちらか一つでFX取引を行うのであれば、チャート分析に適したPCがおすすめです。とは言え、スマホは外出中でも手軽に注文や情報収集ができるのが強みです。それぞれの特徴を活かして、上手く併用するのが最適な方法と言えるでしょう。