■市況ショートコメント


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◆2010/07/28(水曜日)

<東京> 4−6月期豪CPIに注目

前日のNY市場ではドル円が買われる展開となった。26日の高値87.78円を上抜けて上昇に弾みが付くと、一時15日以来の高値となる87.98円まで値を上げた。5月S&Pケース・シラー住宅価格指数が予想より強い内容となったことで、全般的にドル買いが進んだ流れに沿った。米長期金利が上昇し日米金利差の拡大を意識した買いが入ったほか、金や原油などコモディティ価格が大幅に下落したことを受け、対資源国通貨でドルの買い戻しが進んだ影響も受けた。また、ドルスイスフランは一時1.0640スイスフラン、米ドルカナダドルは1.0396カナダドルまで上昇したほか、ユーロドルは一時1.2952ドルまで下押しする場面があった。本日の東京市場では4−6月期豪CPIに注目が集まる。26日に発表された4−6月期豪PPIが弱い内容となったため、豪CPIへの期待がやや後退した感はあるものの、市場では「政策金利にはCPIの方が影響度が大きい」として、依然CPI次第という状況となっている。豪ドル円は一目均衡表の雲の中にしっかり入り込んでおり、目先は雲下限77.61円が下値を支える可能性が高いものの、雲の上限79.94円がレジスタンスとして意識されている。CPIが強い結果となった場合は、豪利上げ観測が高まり、雲上限79.94円の突破も視野に入るだろう。

<欧州> キングBOE総裁などの議会証言に注目

本日の東京市場では、ドル円は頭の重い展開となった。NY時間に87.98円まで買われたものの、88.00円に観測されている売りが意識されたほか、ユーロ円の売りが出されたことで利食い売り先行の動きとなった。4−6月期豪CPIが市場予想を下回る弱い数字となったっことを受けて、豪ドル円が下落。一時87.63円の安値まで下押しした。後場に入って、上海株式市場が大幅に上昇。日経平均も一時260円まで上げ幅をひろげると、クロス円中心に買い戻される動きが強まり、87円台後半まで値を戻している。ユーロ円は久しぶりの114円台とあって、本邦輸出勢からの実需の売りが目立つ展開となったが、株価の上昇を受けて114.54円の高値まで買い戻された。欧州市場では、17時45分にキングBOE総裁、ビーンBOE副総裁などの議会証言が予定されている。18時30分には6月南アCPIが発表される。また、20時にはMBA住宅ローン申請件数(前週比)が明らかになる。上海株式市場が急騰していることもあり、ポンドドルやユーロドルの買いが強まる展開となっている。ユーロドルは一時1.3024ドルの高値まで値を上げているが、市場参加者からは「1.3050ドルのバリアオプションを睨んで、ここから上のレベルでは神経質な展開となりそう」との声が聞かれている。ただ、1.3050ドルから上には当然のようにストップロスも観測されており、注意したいところだ。目先は昨日高値の1.3047ドルが目処として意識されている。

<NY> 耐久財受注や米5年物国債入札に注目

本日の欧州市場ではドル円は一時買いが強まったが、売りに押し戻された。日本株や上海総合指数の上昇を背景にクロス円が買われたことにつれてドル円も値を上げた。88.00円にはまとまった売り注文が観測されていたこともあって一時上値を抑えられたものの、節目突破を狙った仕掛け的な買いが続き88円台に乗せた。88.10円のストップロスを巻き込んで17時過ぎに88.12円と7月15日以来の高値を付けた。ただ、英・独の株価指数や時間外のダウ先物が下げに転じ、クロス円に売りが出ている影響でドル円も押し戻されて、87.64−67円まで下げる場面が見られている。ニューヨーク市場では21時30分に6月耐久財受注、29日2時には米5年物国債の入札が予定されている。結果発表後の株価や米金利の動きに注意したい。29日3時からはベージュブックが公表される。次回のFOMCの討議材料となるため市場の関心が高い。また、29日6時からはNZ準備銀行が政策金利を発表する。3.00%への利上げが予想されている。本日発表された7月NBNZ企業信頼感指数が前月から大幅に悪化していたこともあり、声明ではNZ経済の見通しに関する文言に注意が必要だ。


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