■市況ショートコメント
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◆2012/02/09(木曜日)
<東京> 中国の経済指標とギリシャに注目
前日のNY市場ではユーロドルは一進一退。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けてポンドドルの売りが強まったことにつれたほか、ユーロ圏筋の話として「ECB内で、ギリシャの債務再編におけるECBの貢献に関して意見が割れている」と伝わったことも売りを誘い一時1.3221ドルまで下げた。ただ、下値では「アジア中銀の買いが入っていたようだ」との声が聞かれたため切り返した。ユンケル・ユーログループ議長がユーロ圏の財務相会合を9日に開催することを明らかにすると、ギリシャ向け次回融資への期待が高まり一段と買い戻しが進んだ。本日の東京市場では8時50分に1月マネーストックM2、12月機械受注、対外対内証券売買契約等の状況、10時に韓国中銀の政策金利発表、10時30分に1月中国消費者物価指数(CPI)、1月中国卸売物価指数(PPI)、14時に1月消費動向調査などが予定されている。注目は中国のCPIとPPIで、強い結果となれば豪ドル円中心にクロス円全体が買われる展開になりそうだ。ただ、東京市場の序盤にはギリシャの連立与党の支援に関する協議が終了したと伝わったものの、 ギリシャの与党・新民主主義党のサマラス党首が「問題は依然として未解決」との認識を示すなどギリシャに関しては不透明感が根強い。アジア時間であってもギリシャ絡みの報道には警戒したい。
<欧州> ビッグイベントを控え神経質な展開か
本日の東京市場では、ドル円はじり高の展開となった。朝方から77円台での堅調な推移が続いたほか、ユーロ円などクロス円の買いが強まったことからじりじりと値を上げる動きとなった。昨日の高値77.19円を意識する展開となったものの、午後に入って日経平均が値を戻したことなどを受けて一時77.24円の高値まで上昇している。市場参加者からは「下値では本邦輸入勢からの実需の買いも散見された」との声も聞かれている。市場では「77.50円から輸出勢の売りが観測されている」との指摘もあり、戻りを売りたい向きも多い。豪ドル円は荒い値動きとなった。1月中国CPIが市場予想を大幅に上回る強い数字となったことを嫌気して一時82.86円の安値まで値を下げる場面もみられたが、上海株式市場が堅調に推移したほか、ユーロ円の上昇などを受けて一転買い戻しの動きに。一時83.56円の高値まで値を上げている。欧州市場では、18時30分に12月英鉱工業生産指数、12月英製造業生産高、12月英貿易収支が発表される。ユーロドルは、アジア時間から荒い値動きとなっている。朝方はパパデモスギリシャ首相と連立与党指導者との協議が物別れに終わったことを受けて売りが加速。昨日の安値1.3221ドルを下抜けて一時1.3215ドルまで売り込まれた。その後はトロイカ側との交渉が夜を徹して続いたこともあり、期待感からじりじりと下値を切り上げる展開に。結局、年金削減による3億ユーロの財政削減が確約出来ずに協議が終了したものの、ユーロ圏財務相会合での承認を期待する買いから上値を試す動きとなっている。「オバマ米大統領が米国は危機で欧州の同盟国を支援すると述べた」とのイタリア地元紙の報道をきっかけに買いが加速。1.3300ドルに設定されていたバリアオプションをつけるかたちで上げ足を速め、一時1.3313ドルの高値まで買い上げられている。市場参加者からは「ユーロ圏財務相会合で、ギリシャの態度を簡単に承認するとは思えない」との声も聞かれており、引き続き神経質な展開となりそうだ。
<NY> 英欧金融政策に注目
本日の欧州市場でユーロドルは上値が重かった。アジア市場では、ギリシャ債務問題が収束に向けて進展するとの期待からユーロが買われ一時1.3313ドルと昨年12月12日以来の高値を付けた。ただ、市場では「ユーロ圏財務相会合で、ギリシャを簡単に承認するとは思えない」との指摘もあり、そのあとは伸び悩む展開に。独政府当局者の見解として「今晩ブリュッセルでギリシャに関する決定はないだろう」と伝わったことも嫌気され、一時1.3263−66ドルまで下押しした。一方、ポンドドルは堅調だった。12月英貿易収支や12月英鉱工業生産指数が予想より強い内容となったことを受け、一時1.5862ドルまで値を上げた。NY市場では、21時に英MPC、21時45分にECBが政策金利を発表する。22時30分にはドラギECB総裁が定例記者会見を行う。翌3時には米30年債入札が実施される。MPCでは資産買取プログラムの規模を現行の2750億ポンドから500億ポンド拡大すると予想されているものの、市場の一部では750億ポンドの拡大を予想する向きがあり注意が必要だ。一方、ドラギ総裁の会見では、ギリシャの債務削減を支援するECBの役割についての質問などを受けることが予想され、その発言に注目が集まっている。このほか、翌2時にはユーロ圏財務相会合がブリュッセルで開催される。
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