<東京> 豪RBA議事要旨に注目

前日のNY市場ではユーロが軟調だった。WTI原油先物相場が前営業日比で一時2%超の下落となったことや、15日、16日のユーロ圏・欧州連合の財務相会合でギリシャの救済策の具体策が提示されるかに不透明感が残っていることなどを背景に売りが出て、ユーロドルは1.3639ドル、ユーロ円は123.32円まで下げた。また、原油安を受けて資源国のクロス円が一時売られ、豪ドル円が82.30円、カナダドル円は88.81円まで下げる場面があった。本日の東京市場では、9時30分に豪準備銀行(RBA)の議事要旨が発表される。声明では来月の利上げに踏み込んだ文言がなかったため、利上げにつながるような議論があったかに注目が集まっている。東京市場の大きな流れとしては、日本時間明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあって、新規にポジションを形成しにくく、仲値通過後は手控えムードが強くなる可能性が高そうだ。

<欧州> 独、ユーロ圏ZEW景況感指数に注目
 
本日の東京市場では、ドル円は売られる展開となった。海外市場で売られた流れを引き継ぎ、朝方から頭の重い動きとなった。3月期末を控えて本邦輸出勢からの売りが断続的に観測されたことで、じりじりと値を下げる展開となり、一時89.97円の安値まで売られた。RBAが3月の議事要旨を明らかにしたが、「正常な水準に向けた段階的な金利の変更が適切」とのややハト派的な発言を受けて、一時豪ドル円が弱含んだこともドル円の頭を重いものとした。ただ、午後に入ってからは材料不足から安値圏でのもみ合いが続いている。市場参加者からは「明日の日銀金融政策決定会合の結果を見極めたい」との声が多く、積極的な売買は全般手控えられた。欧州市場では、16時45分に2月仏消費者物価指数が発表される。19時には、3月独、ユーロ圏ZEW景況感指数、2月ユーロ圏消費者物価指数がそれぞれ予定されている。また、同時刻には1-3月期南アBER消費者信頼感指数が発表されることになっている。ユーロドルは、ショートカバーから堅調な推移となっているが、市場では「1.37ドル台には断続的に売りが観測されている」との声も聞かれており、上げのスピードは鈍いものとなっている。また、昨日からチャートを下抜ける動きとなっているユーロスイスフランは、介入警戒感の後退から上値の重い展開が続いている。

<NY> FOMC声明文に注目

本日の欧州市場では、ユーロドルは底堅い動き。序盤は、ポンドドルが下落した影響で一時1.3657ドルまで値を下げたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ポンドドルが中東勢などからの買いで持ち直したことにつれたほか、欧州株相場の上昇に伴うユーロ買い・ドル売りが広がった。ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が発表した3月の独景況感指数が予想より強い内容となったことを受けて、一時1.3720ドルまで値を上げた。また、クロス円は堅調。ユーロ円は一時124.41円、ポンド円は137.22円、豪ドル円は83.11円まで値を上げた。欧州株高や時間外のダウ先物の上昇に伴う円売り・外貨買いが出た。NY市場では、21時30分に2月米輸入物価指数、2月米住宅着工/許可件数、17日3時15分にFOMC政策金利が発表されるほか、ガイトナー米財務長官が下院で予算について証言を行う。市場では、FOMC声明で「異例の低金利を継続する期間を表す文言を変更する可能性」も台頭しており、注目が集まっている。また、EU財務相理事会でのギリシャ救済についての報道にも注意が必要だ。なお、ドル円については「91円台に断続的に観測されている売り注文をバックに戻りを売りたい向きが多い」との指摘があったほか、「終値ベースで一目均衡表の雲の上限90.53円を維持できるかどうかに注目が集まっている」との声が聞かれている。