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市況ショートコメント

外貨exの市況ショートコメントです。携帯電話のメール向けに毎日配信されているものを一週間まとめてご覧いただけます。

※ 本コメントは、為替に関する客観的情報の提供を目的に作成されています。最終的な投資の判断はご自身の判断でお願い致します。

2012

02/09

(木曜日)

<東京> 中国の経済指標とギリシャに注目

前日のNY市場ではユーロドルは一進一退。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けてポンドドルの売りが強まったことにつれたほか、ユーロ圏筋の話として「ECB内で、ギリシャの債務再編におけるECBの貢献に関して意見が割れている」と伝わったことも売りを誘い一時1.3221ドルまで下げた。ただ、下値では「アジア中銀の買いが入っていたようだ」との声が聞かれたため切り返した。ユンケル・ユーログループ議長がユーロ圏の財務相会合を9日に開催することを明らかにすると、ギリシャ向け次回融資への期待が高まり一段と買い戻しが進んだ。本日の東京市場では8時50分に1月マネーストックM2、12月機械受注、対外対内証券売買契約等の状況、10時に韓国中銀の政策金利発表、10時30分に1月中国消費者物価指数(CPI)、1月中国卸売物価指数(PPI)、14時に1月消費動向調査などが予定されている。注目は中国のCPIとPPIで、強い結果となれば豪ドル円中心にクロス円全体が買われる展開になりそうだ。ただ、東京市場の序盤にはギリシャの連立与党の支援に関する協議が終了したと伝わったものの、 ギリシャの与党・新民主主義党のサマラス党首が「問題は依然として未解決」との認識を示すなどギリシャに関しては不透明感が根強い。アジア時間であってもギリシャ絡みの報道には警戒したい。

<欧州> ビッグイベントを控え神経質な展開か

本日の東京市場では、ドル円はじり高の展開となった。朝方から77円台での堅調な推移が続いたほか、ユーロ円などクロス円の買いが強まったことからじりじりと値を上げる動きとなった。昨日の高値77.19円を意識する展開となったものの、午後に入って日経平均が値を戻したことなどを受けて一時77.24円の高値まで上昇している。市場参加者からは「下値では本邦輸入勢からの実需の買いも散見された」との声も聞かれている。市場では「77.50円から輸出勢の売りが観測されている」との指摘もあり、戻りを売りたい向きも多い。豪ドル円は荒い値動きとなった。1月中国CPIが市場予想を大幅に上回る強い数字となったことを嫌気して一時82.86円の安値まで値を下げる場面もみられたが、上海株式市場が堅調に推移したほか、ユーロ円の上昇などを受けて一転買い戻しの動きに。一時83.56円の高値まで値を上げている。欧州市場では、18時30分に12月英鉱工業生産指数、12月英製造業生産高、12月英貿易収支が発表される。ユーロドルは、アジア時間から荒い値動きとなっている。朝方はパパデモスギリシャ首相と連立与党指導者との協議が物別れに終わったことを受けて売りが加速。昨日の安値1.3221ドルを下抜けて一時1.3215ドルまで売り込まれた。その後はトロイカ側との交渉が夜を徹して続いたこともあり、期待感からじりじりと下値を切り上げる展開に。結局、年金削減による3億ユーロの財政削減が確約出来ずに協議が終了したものの、ユーロ圏財務相会合での承認を期待する買いから上値を試す動きとなっている。「オバマ米大統領が米国は危機で欧州の同盟国を支援すると述べた」とのイタリア地元紙の報道をきっかけに買いが加速。1.3300ドルに設定されていたバリアオプションをつけるかたちで上げ足を速め、一時1.3313ドルの高値まで買い上げられている。市場参加者からは「ユーロ圏財務相会合で、ギリシャの態度を簡単に承認するとは思えない」との声も聞かれており、引き続き神経質な展開となりそうだ。

<NY> 英欧金融政策に注目

本日の欧州市場でユーロドルは上値が重かった。アジア市場では、ギリシャ債務問題が収束に向けて進展するとの期待からユーロが買われ一時1.3313ドルと昨年12月12日以来の高値を付けた。ただ、市場では「ユーロ圏財務相会合で、ギリシャを簡単に承認するとは思えない」との指摘もあり、そのあとは伸び悩む展開に。独政府当局者の見解として「今晩ブリュッセルでギリシャに関する決定はないだろう」と伝わったことも嫌気され、一時1.3263−66ドルまで下押しした。一方、ポンドドルは堅調だった。12月英貿易収支や12月英鉱工業生産指数が予想より強い内容となったことを受け、一時1.5862ドルまで値を上げた。NY市場では、21時に英MPC、21時45分にECBが政策金利を発表する。22時30分にはドラギECB総裁が定例記者会見を行う。翌3時には米30年債入札が実施される。MPCでは資産買取プログラムの規模を現行の2750億ポンドから500億ポンド拡大すると予想されているものの、市場の一部では750億ポンドの拡大を予想する向きがあり注意が必要だ。一方、ドラギ総裁の会見では、ギリシャの債務削減を支援するECBの役割についての質問などを受けることが予想され、その発言に注目が集まっている。このほか、翌2時にはユーロ圏財務相会合がブリュッセルで開催される。

2012

02/08

(水曜日)

<東京> ドル円、ユーロ円は輸出勢の売りが上値を抑える展開か

前日のNY市場ではユーロドルは大幅高。ギリシャ政府筋が「第2次支援受け入れに関する合意文章を作成している」と明らかにしたため買いが先行した。政府筋の話として「ギリシャ連立与党の協議終了後に、ギリシャ向け融資の詳細を発表する」と一部通信社が報じると一段高となった。1.3270ドルと2011年12月12日以来の高値まで上げる場面があった。だた、その後「ギリシャ救済に関する連立与党党首らの会合が8日に延期された」と伝わったこともあり伸び悩む場面もあった。また、ドル円はクロス円の買いや米長期金利の上昇を受けて76.97円まで一時上値を伸ばした。本日の東京市場では8時50分に12月国際収支速報、14時に1月景気ウオッチャー調査(現状判断指数)などの発表がある。ギリシャの金融支援獲得期待が高まっているほか、昨日の米国株は上昇して取引を終えた。日本株もしっかりとした展開が予想されるため、クロス円は買いが入りやすいだろう。もっとも、ドル円は76円台後半、ユーロ円は101円台後半まで戻している。東京市場では国内輸出企業からの売り出やすい点に注意が必要だ。ドル円は昨日高値79.97円、ユーロ円は1月26日の高値102.21円が目先のレジスタンスとなるだろう。なお、ギリシャを巡っては不確定要素が依然残っている。突発的な報道でユーロが大きく動くケースも想定しておきたい。

<欧州> ギリシャ連立与党協議に注目

本日の東京市場では、ドル円は買われる展開となった。朝方発表された12月国際収支速報では12月経常収支が市場予想を下回る黒字となったことを受けて、海外勢中心に買いが強まる動きとなった。昨日高値の76.97円を意識した戻り売りも観測されたものの、日経平均が9000円を超えて上昇すると上値を試す展開に。一時77.16円の高値まで値を上げた。市場では「76.50円に覆面介入の買いが並んでいるとの噂」も出ており、短期投機筋からの思惑的な買いも散見された。ユーロ円も上昇。本邦輸出勢のまとまった規模の売りが102.00円にみえていたが、日経平均が9015.59円の高値引けとなったことなどを受けて一時102.44円の高値まで値を上げている。欧州市場では、15時45分に1月スイス失業率が発表される。16時には12月独経常収支、貿易収支がそれぞれ予定されている。16時45分には12月仏財政収支が公表される。また、19時15分にはドイツ国債入札が実施される。ユーロドルは、アジア時間から1.3250ドルを挟んだもみ合いに終始したが、欧州勢参入で昨日の高値1.3270ドルを上抜けるとストップロスをつけるかたちで値を上げる展開となり、一時1.3283ドルの高値まで上昇している。市場参加者からは「ギリシャの連立与党協議が午前中にも行われる予定となっており、協議の推移を見守りたい」との声が多く聞かれている。ドル円は77円台が底堅い値動きとなっており、市場では「50日移動平均線の77.28円や1月6日の高値77.34円が戻りの目処」となっているようだ。

<NY> ギリシャ絡みのヘッドラインに注意

本日の欧州市場でユーロドルは高値圏でもみ合い。「ギリシャの債務減免交渉が今日にも合意に達する」との期待から買いが入ったほか、欧州株相場の上昇に伴う買いが入り一時昨年12月12日以来の高値となる1.3288ドルまで値を上げた。半面、FTDが「ドイツ政府はギリシャ向け支援包括案の延期を望んでいる」と報じたことが相場の重しとなったほか、市場では「1.32ドル台後半から1.33ドル台にかけて売り注文が並んでいる」との指摘があり上値を抑えた。「リアルマネーからの売りが出た」との声も聞かれ1.3247−50ドルまで下押しした。ドル円は一時77.19円と本日高値を付けたものの、「日本の輸出企業の売りが出た」との声が聞かれ77円を割り込む場面もあった。NY市場ではギリシャ絡みのヘッドラインに注意が必要だ。市場では「ギリシャの連立与党協議が日本時間22時にも行われる予定となっており、協議の推移を見守りたい」との声が聞かれている。ただ、各党とも4月にも実施される総選挙をにらみ、「国民の生活水準を大幅に悪化させる緊縮策の受け入れには消極的」との指摘もある。波乱の芽は依然として残る。しばらくはギリシャ絡みのヘッドラインに一喜一憂する展開が続きそうだ。一方、ドル円は底堅い展開が続いているものの、市場では「50日移動平均線の77.28円や1月6日の高値77.34円が戻りの目処となっている」との声が聞かれた。今後の動向を注視したい。

2012

02/07

(火曜日)

<東京> RBA政策金利発表後の声明に注目

前日のNY市場ではユーロドルは一進一退だった。ギリシャの債務削減交渉に進展が見られないことや、デフォルトに対する警戒感が高まっていることなどを背景に売りが先行し、一時1.3028ドルまで下げた。その後、1日安値1.3026ドルがサポートとして意識されるとショートカバーが入ったほか、メルケル独首相が地元テレビ局に対して「ギリシャのデフォルトを受け入れることを拒否する。我々はデフォルトを容認できない」と述べたと報じられたこともあり1.3142ドルまで値を上げる場面があった。ただ、ファンロンパイEU大統領が「ギリシャ問題の解決を約束することはできない」と述べたことが嫌気されて頭が重くなった。本日の東京市場では8時50分に1月外貨準備高、9時1分に1月英小売連合(BRC)小売売上高調査、12時30分に豪準備銀行(RBA)政策金利発表、14時に景気動向指数速報値などの発表がある。一番の注目はRBAの政策金利発表で、現行の4.25%から4.00%への利下げが予想されている。現時点では2012年半ばに3.50%まで金利が引き下げられるとの観測が広がっている。3月の利下げが示唆されるかどうか声明で確認したい。また、ギリシャを巡っては一部米金融機関がギリシャのユーロ離脱可能性をこれまでの20-30%から50%に引き上げたと伝わるなど、緊張感が高まってきている。債務削減交渉やデフォルトに関する報道に警戒したい。

<欧州> ギリシャの債務スワップ交渉次第

本日の東京市場では、ドル円は買い戻される展開となった。朝方は一時76.52円の安値まで値を下げる場面もみられたが、昨日安値の76.49円を意識した買いが観測されたことから下値を切り上げる動きとなった。財務省が平成23年10月から12月期における外国為替平衡操作額を発表。10月31日の大規模介入後の11月1日から4日にかけても覆面介入を実施していたことが明らかになると、「海外勢から打診的な買いが入った」との声も聞かれ、じりじりと値を上げる展開に。ランチタイムには「本邦輸入筋の買いが観測された」ことで一時76.78円の高値まで値を上げた。ただ、昨日高値の76.80円が戻りの目処として意識されたこともあり、その後は76.70-75円でのもみ合いとなっている。また、豪ドル円は買われる展開となった。RBAが0.25%の利下げ予想に反して政策金利を据え置いたことを受けて急進。一時82.89円の高値まで上昇している。欧州市場では、16時45分に12月仏貿易収支が発表される。ユーロドルはアジア時間から荒い値動きとなった。RBAが政策金利を予想に反して据え置いたことを受けて豪ドル米ドルが急進。つれて一時1.3136ドルの高値まで値を上げたものの、同時にユーロ豪ドルの売りが強まったことから一転下落する展開となった。1.3100ドルに観測されていたストップロスを巻き込んで下げ足を速め、一時1.3089ドルの安値まで値を下げている。市場参加者からは「依然としてギリシャ債務スワップ交渉が難航しており、引き続き戻りを売りたい向きは多い」との声も聞かれているが、昨日安値の1.3027ドルや1日の安値1.3026ドルが下値の重要なポイントとなっている。

<NY> バーナンキFRB議長の議会証言に注目

本日の欧州市場でユーロドルは一進一退。米系からユーロ買い・ドル売りが入ったことで1.3150−55ドルに観測されていたストップロスを誘発。一時1.3169ドル前後まで値を上げた。ただ、市場では「依然としてギリシャ債務スワップ交渉が難航しており、引き続き戻りを売りたい向きは多い」との声が聞かれ、上値は限られた。「アジア系ソブリンネームやロシア勢からの売りが出た」との指摘もあった。一方、クロス円は堅調。ユーロ円は一時100.97円、ポンド円は121.51円、カナダドル円は77.11円まで値を上げた。豪ドル円は一時昨年11月1日以来の高値となる82.96円まで上値を伸ばした。NY市場では22時30分に12月カナダ住宅建設許可件数、8日5時に12月米消費者信用残高が発表されるほか、バーナンキFRB議長が上院予算委員会で証言を行う。夜中3時には米3年債の入札が予定されている。バーナンキFRB議長の議会証言は2日の下院での証言とほぼ同じ内容になるとみられている。ただ、市場の一部では「良好な1月米雇用統計の結果がこれまでの姿勢にどのように影響を及ぼすか注目」との指摘があった。議会証言後の質疑応答などに注意したい。また、パパデモス・ギリシャ首相は23時に政党指導者らと会談し、財政措置に関して決定を行う模様。引き続きギリシャ絡みのヘッドラインに左右される展開が予想されるため、ユーロクロスの動向を注視したい。

2012

02/06

(月曜日)

<東京> 豪小売売上高に注目

前週末のNY市場ではドル円が堅調。1月米雇用統計で、失業率と非農業部門雇用者数が市場予想よりも強い結果となったことを受けて買いが先行した。米長期金利の上昇も買いを後押しした。1月ISM非製造業指数が予想を上回ると一段高となり76.74円まで上げる場面があった。また、欧米株高を受けてリスク許容度の改善した投資家からクロス円の買いが強まった。豪ドル円が82.62円、NZドル円が64.18円、ランド円が10.20円まで上げたほか、弱いカナダ雇用統計を受けて75.98円まで売り込まれていたカナダドル円は、一時77.15円まで上昇した。本日の東京市場では9時30分に12月豪小売売上高の発表がある。予想は前月比0.2%増となっており、予想とのブレを確認したい。7日には豪準備銀行(RBA)が政策金利を発表するが、現時点では0.25%の利下げが予想されている。ただ、このところ金融市場が落ち着いているため、強い豪小売売上高となった場合は政策金利が据え置かれるとの憶測が広がり豪ドル円の買いが強まる可能性があり注意したい。豪ドル円は1月26日の高値82.85円や昨年11月2日の高値83.20円、昨年11月1日の高値83.95円などが上サイドの節目となるだろう。

<欧州> ギリシャ絡みの要人発言に注意

本日の東京市場では、ドル円は買い戻される展開となった。朝方は先週からの利食い売りが先行したほか、豪ドル円の売りなどに押されて一時76.50円の安値まで値を下げる場面もみられたが、その後はじりじりと下値を切り上げる動きとなった。ランチタイムには「英系銀行などからの買いが目立った」との声も聞かれ、先週末の高値76.74円を上抜けて上昇。午後に入ってからは「本邦証券筋からの買いも出ていた」こともあり、一時76.80円の高値まで値を上げた。市場参加者からは「実需の売りが76円台後半に観測されている」との指摘もあり、高値圏でのもみ合いが続いている。豪ドル円は12月豪小売売上高が市場予想に反して低下したことを受けて、一時82.02円の安値まで値を下げた。欧州市場では、20時に12月独製造業新規受注が発表される。ユーロドルは、週明け早朝のオセアニア市場で一時1.3075ドルまで値を下げる場面もみられたものの、その後は「米系ファンド勢の買いが観測された」ことで1.31ドル台まで値を戻した。市場参加者からは「週末もギリシャ債務交換交渉が合意に至っておらず、デフォルトへの懸念が急速に高まった」との声も聞かれている。これまでのところ、アテネ時間正午(日本時間19時)がギリシャによる緊縮財政策受け入れのデッドラインとなっており、それまでは関係者の発言などに注意したいところだ。欧州勢参入で、早朝の安値を抜けて一時1.3057ドルの安値まで値を下げている。目先のヘッドラインに振らされる動きが続いており、引き続き注意したいところだ。

<NY> 欧州サイドからの発言に注意

本日の欧州市場ではユーロドルが売られる展開となった。独ビルト紙がギリシャの財政に関するトロイカ最新報告として「ギリシャはカタストロフィ(壊滅的)な状況である」と報じたことが嫌気されて、ユーロ売りが先行。前週末の安値1.3065ドルを下抜けて、一時1.3030ドルまで下げた。欧州株相場が軟調に推移していることも相場の重しとなった。ただ、売り一巡後はやや下げ渋った。市場では「1日の安値1.3026ドルが下値の目処として意識されている」との指摘があり、いったんショートカバーが入ったようだ。ユーロ円も一時99.88円まで下げたものの、そのあとは100円台を回復している。NY市場では23時にフランス国債の入札が実施されるほか、独仏首脳が共同で記者会見を予定している。「週末もギリシャ債務交換交渉が合意に至っておらず、デフォルトへの懸念が急速に高まった」との指摘があるなか、欧州サイドからの発言などに注意したい。格付け会社フィッチは「ギリシャは秩序だった債務再編に取り組むだろう」「ギリシャの無秩序なデフォルトは完全にないとは言えない」との見解を示している。一方、ドル円は76円台後半には実需の売りが観測されている半面、前週末のNY時間高値から下押ししたレベルである76.47−50円がサポートとして意識されている。

2012

02/03

(金曜日)

<東京> 米雇用統計控え、仲値通過後は小動きか

前日のNY市場ではユーロドルは一進一退だった。ユンケル・ルクセンブルク首相が「ギリシャの民間部門関与(PSI)交渉は極めて困難」と発言したことを背景に1.3085ドルまで下げたが、ニューヨークの取引時間帯になるとユーロポンドの買いにつれる格好で切り返した。「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けてユーロポンドの買いが入った」との声があり1.3184-87ドルまで値を上げた。ただ、フィキシング通過後はバーナンキ米FRB議長が追加の金融緩和を明確に示唆せずに議会証言を終えたことや、米国株の頭が重くなったことなどが売り誘い1.31ドル台半ばまで値を下げて引けた。本日の東京市場では9時15分にフィッシャー米ダラス連銀総裁の講演が予定されているだけで経済指標の発表はない。本日は事業法人の仲値決済が集中しやすい週末の実質5・10日(ゴトー日)にあたり、仲値に向けてドル円に買いが入る可能性があるが、日本時間今晩に1月の米雇用統計を控えており、仲値通過後は様子見ムードが強まりそうだ。ドル円に関しては76.00円のバリアオプションが意識されているものの、「割り込むのは時間の問題」との声が多い。下抜けた水準には買いオーダーがあるもののストップロスの方が多いため、急落が避けられないだろう。史上最安値75.31円をトライする展開も想定しておきたい。

<欧州> 米雇用統計を前に全般様子見か

本日の東京市場では、ドル円は方向感のない動きとなった。朝方はユーロ円の売りなどに押され一時76.13円の安値まで値を下げる場面もみられたが、その後は週末の実質ゴトー日とあって仲値に向けての買いなどから値を上げる展開となった。「本邦輸入勢からの実需の買いも目立った」こともあり、一時76.26円の高値まで上昇している。ただ、その後は全般材料不足のなか、1月中国非製造業PMIが前月より低下したことを受けて豪ドル円が下落。つれて76.15円まで下押しした。午後に入って日経平均が弱含みの展開となったが、市場への影響は限定的だった。なお、豪ドル円は一時81.31円の安値まで値を下げた。欧州市場では、18時にコスタポルトガル中銀総裁の講演が行われる。同時刻には1月ユーロ圏サービス部門PMI改定値が発表される。18時30分には1月英サービス部門PMIが予定されている。19時には12月ユーロ圏小売売上高が公表される。ユーロドルは、アジア時間に豪ドル米ドルの下落につれて一時1.3115ドルの安値まで値を下げる場面もみられたが、その後はじりじりと下値を切り上げる動きとなっている。欧州勢参入で一時1.3156ドルの高値まで上昇した。市場参加者からは「米雇用統計を控えて動きづらい」との声も聞かれており、しばらくは様子見の展開となりそうだ。ただ、このところギリシャ債務スワップ交渉に絡んだ発言に振り回されており、引き続き予断を許さない。目先は「昨日高値の1.3197ドルを意識した動き」か。

<NY> 1月米雇用統計に注目

本日の欧州市場ではユーロドルが底堅い展開となった。「1月の米雇用統計の発表を控えて動きづらい」との見方が広がるなか、しばらくはもみ合いの展開が続いた。ただ、欧州株相場や時間外のダウ先物が持ち直すと、次第にユーロ買い・ドル売りが優勢に。1月英サービス業PMIが市場予想を上回り、ポンド高・ドル安が進んだ影響も受けて、一時1.3183ドルまで値を上げた。なお、ポンドドルは前日の高値1.5859ドルを上抜けて、一時1.5861ドルまで上値を伸ばした。一方、ドル円は小動き。今日これまでの値幅は12銭程度と小さい。NY市場では22時30分に1月米雇用統計、24時に1月米ISM非製造業指数、12月米製造業新規受注が発表される。注目は米雇用統計。予想は非農業部門雇用者が14万人増、失業率が8.5%となっており、予想からどの程度ぶれるかが焦点だ。1月米ISM非製造業指数も非常に重要な指標。結果に注意したい。このほか、独、オランダ、フィンランド、ルクセンブルクのAAA格付け4カ国の財務相会合が行われる。欧州サイドからの要人発言などにも注意したいところだ。市場関係者からは「このところギリシャ債務スワップ交渉に絡んだ発言に振り回されており、引き続き予断を許さない。今週も週末リスクに留意したい」との声が聞かれた。

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