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市況ショートコメント

外貨exの市況ショートコメントです。携帯電話のメール向けに毎日配信されているものを一週間まとめてご覧いただけます。

※ 本コメントは、為替に関する客観的情報の提供を目的に作成されています。最終的な投資の判断はご自身の判断でお願い致します。

2012

05/17

(木曜日)

<東京> 日本、アジア株の動向に注目

前日のNY市場でドル円は上値が重かった。米長期金利が時間外取引で上昇したことを受けて、日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが先行。米商務省が発表した4月米住宅着工件数が市場予想を上回ったことが分かると、一時80.56円と2日以来の高値を付けた。ただ、80.60円に観測されている売りオーダーに頭を抑えられると、徐々に上値を切り下げた。米長期金利が低下に転じたことも円買い・ドル売りを誘った。FOMC議事要旨で「回復が失速すれば、追加緩和が必要」と指摘したメンバーが前回の会合から増えたことが明らかになると、80.19−22円まで下押しした。ユーロ円もドル円が日通し高値を付けたタイミングで一時102.71円まで上げたものの、その後失速した。本日の東京市場では8時50分に日本の1−3月期実質GDP速報値、対外対内証券売買契約等の状況、13時30分に3月鉱工業生産確報が発表される。前日のNYダウは高く推移する場面もあったが、結局下げて引けた。欧州債務問題の抜本的な改善が見込めず、投資家のリスク回避姿勢が強まっている状況だ。今日の日本やアジア株が下落すれば、クロス円はさらに売られそうだ。一方、ドル円はユーロドルの下落などを受けて、底堅い展開となっている。一目均衡表雲の下限80.10円を維持しており、テクニカル的にも下値は堅そうだ。ただ、80円台では日本の輸出企業の売りなどが出やすいうえ、2日の高値80.61円がレジスタンスとして意識されるため、上値も限定的とみている。

2012

05/16

(水曜日)

<東京> 日本、アジア株の動向に注目

前日のNY市場ではユーロが売られる展開となった。ユーロドルは一時1月17日以来の安値となる1.2721ドルまで値を下げたほか、ユーロ円は一時102.05円と2月16日以来の安値を更新した。5月独ZEW景況感指数が弱い内容となったうえ、ギリシャで連立協議が決裂し再選挙実施が確実となったことから、ギリシャのユーロ圏離脱リスクが高まりユーロ売りが膨らんだ。市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ売りが出た」との指摘もあった。一方、ドル円は堅調だった。5月NY連銀製造業景気指数や5月NAHB住宅市場指数が予想より強い内容となったことがドル買い材料とみなされて、一時80.33円まで値を上げた。本日の東京市場では8時50分に3月機械受注、3月第三次産業活動指数が発表される。欧州債務問題の抜本的な改善が見込めず、投資家のリスク回避姿勢が強まっておりユーロ円中心にクロス円は売られやすい状況だ。前日の米国株安を受けて日本やアジア株が下落すれば、さらにクロス円は売られそうだ。一方、ドル円はユーロドルの下落などを受けて、底堅い展開となっている。終値で一目均衡表雲の下限を上抜けたため、「テクニカル的に下値は堅くなるのではないか」との指摘もあった。もっとも、80円台では日本の輸出企業の売りなどが出やすいため上値も限定的とみる。

<欧州> BOE四半期インフレレポートに注目

本日の東京市場では、ドル円は買われる展開となった。朝方から海外短期投機筋の買いが先行。市場では「22-23日に予定されている日銀金融政策決定会合で準備預金の付利を撤廃する可能性があるのではとの一部レポートがはやされた」との声も聞かれており、昨日高値の80.33円を上抜けると目先のストップロスを巻き込んで上昇した。午後に入ってからは、2日の高値80.61円が戻りの目処として意識されたほか、本邦輸出勢の売り意欲も強く、徐々に上値を切り下げている。日経平均が一時140円を超える下落となったほか、ダウ先物が弱含みで推移したことも頭を重くしている。市場参加者からは「一目均衡表雲の下限が位置する80.10円を維持できるかどうかがポイント」との指摘もあった。欧州市場では、17時30分に4月英雇用統計が発表される。18時には4月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値、3月ユーロ圏貿易収支が予定されている。18時30分にはBOEが四半期インフレレポートを公表する。20時にはMBA住宅ローン申請指数、3月南ア小売売上高が明らかになる。ユーロドルは、アジア時間から弱含みの展開となった。NY市場での急落を引き継ぐかたちで終始弱含みで推移。午後に入って1.2700ドルのバリアオプションをつけるかたちで下げ足を速め、一時1.2698ドルの安値まで売り込まれた。市場では「1月13日の年初来安値1.2624ドルが目先のポイント」との声も聞かれている。引き続き戻りの鈍い動きが続きそうだ。ドル円は「目先ロングになっている」こともあり、ポジション調整の売りが先行しそうだ。本邦実需の売りが「80.45-50円にまとまって観測されている」とのこと。

<NY> ユーロドル、1月13日安値1.2624ドルを意識した展開

本日の欧州市場ではユーロドルは荒い値動き。イタリアやスペインなどの財政懸念国の国債利回りが上昇したことを背景に欧州勢から売りが持ち込まれると1月17日以来の安値となる1.2681ドルまで下げた。ただ、「1.2680ドルにはまとまった買いが観測されている」との声があり下値が限られたため、徐々に買い戻しが広がった。更に、欧州株と時間外の米株価指数先物が下げ幅を縮めると一段と値を戻し1.2741ドルと本日高値を付けた。一方、ポンドは軟調な展開。イングランド銀行が公表した四半期ごとのインフレリポートで「インフレ率は2年で2%を下回る見込み」との見方が示されたことや、キング英中銀総裁が「景気見通しは2月時点と比べて弱まった」と発言したことなどを受けて売りが強まった。ポンド円は127.70円、ポンドドルは1.5890ドルまで下げた。本日のニューヨーク市場では21時30分に3月カナダ製造業出荷、4月米住宅着工・建設許可件数、22時15分に4月米鉱工業生産指数・設備稼働率、17日1時30分にブラード米セントルイス連銀総裁の講演、3時に4月24-25日分のFOMC議事要旨の公表などが予定されている。ユーロドルの売りはいったん収まっているが、ギリシャに端を発するリスクオフの動きに変化はなく、1月13日の安値1.2624ドルを目指す展開が予想される。NY勢の出方に注目したい。ドル円は一目均衡表の雲下限80.10円を終値ベースで維持できればしっかりとした展開が見込まれる。ただ、80.45-50円には国内輸出企業や米系短期筋の売りが観測されており、上げたとしても緩やかなペースにとどまるだろう。

2012

05/15

(火曜日)

<東京> ドル円の動向に注目

前日のNY市場ではユーロドルが売られる展開となった。ギリシャの連立協議が難航していることを受けて欧州債務問題に対する投資家の懸念がいっそう強まり、ユーロ売りが膨らんだ。なお、ギリシャのパプリアス大統領は「極右政党を除く議会で議席を獲得した全政党に対し、挙国一致内閣の設立を呼びかける協議を15日も継続する」と発表。「15日の会談の行方を見極めたい」として、ユーロ売り圧力が弱まる場面もあったが戻りは鈍かった。ムーディーズがイタリアの銀行26行を格下げしたことも相場の重しとなり、引け間際に一時1.2821ドルと1月18日以来約4カ月ぶりの安値を付けた。本日の東京市場では10時30分にRBA理事会議事要旨、14時に4月消費動向調査が発表される。ドル円はドルと円がユーロなどに対して同時に売買されやすいこともあり、方向感が出にくい状況だが、基本的に頭は重いとみる。欧州債務問題の抜本的な改善が見込めず、投資家のリスク回避姿勢が強まっており円高が進みやすいためだ。一目均衡表の雲を下回る水準で推移していることもあって、テクニカル的にも売りが出やすいだろう。市場関係者からは「一目転換線が位置する79.99円や雲の下限80.10円が重要なレジスタンスとして意識されている」との声が聞かれた。

<欧州> 5月独ZEW景況感指数に注目

本日の東京市場では、ドル円は膠着状態だった。朝方はゴトー日とあって買いが先行。一時79.94円の高値まで値を上げる場面もみられたが、一目均衡表転換線の位置する79.99円や一目均衡表雲の下限の80.10円が目先の目処として意識されたこともあり、その後は次第に上値を切り下げる展開となった。ただ、下押しも79.82円までにとどまっており、全般極めて狭いレンジでの取引に終始した。日経平均は一時130円を超える下落となったが、後場に入って下げ幅を縮める動きとなり、結局73円安で取引を終えている。市場参加者からは「ギリシャの連立政権の行方が不透明な中、全般動きづらい状況が続いている」との声も聞かれた。また、「豪ドル円やユーロ円などが下落基調にあり、本邦個人投資家の押し目買い意欲も鈍っている」ことから、東京市場でのフローが減少気味。欧州市場では、15時45分に1-3月期仏非農業部門雇用者数速報値が発表される。17時30分には3月英貿易収支が予定されている。18時には1-3月期ユーロ圏GDP速報値、5月ユーロ圏ZEW景況感指数、5月独ZEW景況感指数がそれぞれ公表される。ユーロドルは買い戻しの動きが強まっている。アジア時間に一時1.2814ドルの安値まで売り込まれたものの、1.2800ドルに設定されているバリアオプションの防戦買いが観測されたことで下げ止まった。しばらくは1.28ドル台前半でのもみ合いが続いたが、1-3月期独GDP速報値が市場予想を上回る強い数字となったことを受けてショートカバーが加速。一時1.2856ドルの高値まで値を戻している。市場では「いずれにしても20時に予定されているパプリアスギリシャ大統領と各政党党首との会合の行方を見守りたい」との声が聞かれた。

<NY> 米経済指標とギリシャ動向に注目

本日の欧州市場ではユーロドルは買い戻し。時間外の米株価指数先物が堅調に推移したことや、アジア株が下げ幅を縮小したことなどを背景に買いが入った。午前中に1.2800ドルのバリアオプションの下抜けを狙ってユーロ売りを進めた向きが買い戻しに動き戻りが大きくなった。1−3月期独GDPが市場予想平均を上回ったことも買いを後押ししたほか、「中東勢やマクロ系ファンドから買いが入っていた」との指摘もあった。一時1.2869ドルまで上げた。ドル円は時間外の米10年債利回りの上昇幅拡大を背景に円売り・ドル買いが出て79.96円と日通し高値を付けた。本日のニューヨーク市場では21時30分に4月米CPI、5月NY連銀製造業景気指数、4月米小売売上高、22時に3月対米証券投資、23時に3月米企業在庫、5月NAHB住宅市場指数などの発表がある。重要指標が目白押しであるため結果をしっかりと確認したいところだ。特に米金利を見る上で米CPIに注目したい。ドル円は一目均衡表の転換線79.99円や雲下限80.10円、昨日高値80.19円が目先のレジスタンスとして意識されており引き続き上値が重そうだ。ギリシャではパプリアス大統領と各政党党首が挙国一致内閣の設立に関して協議を行っており、ギリシャの組閣関連の報道にも注意したい。なお、ユーロドルは1.2800ドルのオプションのバリアに絡んだ防戦買いや、1.2800ドルから下サイドの買いオーダーが下値を支えている状況だ。

2012

05/14

(月曜日)

<東京> ドル円の動向に注目

前週末のNY市場でユーロドルは頭が重かった。5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)が予想を上回り、安く始まった米国株がプラス圏に浮上。投資家のリスク回避姿勢が後退するとの見方からユーロ買い・ドル売りが進み、一時1.2958ドルまで値を上げた。ただ、「ベニゼロスPASOK党首が連立政権の組閣に失敗した」と伝わると、ギリシャ再選挙の可能性が高まりユーロ売りがじわりと強まった。ダウ平均が失速したことも相場の重しとなり、1.29ドル台前半まで押し戻された。なお、ダウ平均はデリバティブ取引で20億ドルの評価損が生じたと発表したJPモルガン・チェースが9%超下落した影響を受けて反落した。本日の東京市場では8時50分に4月企業物価指数、10時30分に3月豪住宅ローン件数が発表される。ドル円はドルと円がユーロなどに対して同時に売買されやすいこともあり、方向感が出にくい状況だ。ただ、欧州債務問題の抜本的な改善が見込めず、投資家のリスク回避姿勢が強まりやすいなか、基本的に頭は重いとみる。一目均衡表の雲を下回る水準で推移していることもあって、テクニカル的にも売りが出やすいだろう。市場関係者からは「一目転換線が位置する80.02円や雲の下限80.10円が重要なレジスタンスとして意識されている」との声が聞かれた。

<欧州> 引き続きギリシャ情勢に注意

本日の東京市場では、ドル円は頭の重い展開となった。WSJとのインタビューで野田首相が「円高に対応するため全ての選択肢が利用可能。東日本大震災後の協調介入や単独での行動など、さまざまなアプローチがあり得る」と述べたことが伝わると、海外短期投機筋中心に買い仕掛ける動きが強まった。週明けとあって、仲値に向けての買いも観測され一時80.12円の高値まで値を上げた。ただ、市場では「一目均衡表雲の下限が位置する80.10円が目先の目処として意識された」ほか、本邦輸出勢の売りも散見され、次第に頭の重い展開に。堅調に推移していた日経平均がマイナス圏まで下押す動きにつれて、再び80.00円を下回っている。市場では「朝方買い上げた向きが既にポジションを落としにきている」との声も聞かれた。欧州市場では、15時45分に3月仏経常収支が発表される。16時15分には4月スイス生産者輸入価格が予定されている。18時には3月ユーロ圏鉱工業生産が公表される。また、ユーロ圏財務相会合も開催される。ユーロドルは、週明け早朝のオセアニア市場から売りが強まる展開となった。ギリシャ急進左派連合のツィプラス党首が「13日の会合で挙国一致内閣を拒否したうえ、パプリアスギリシャ大統領が召集した14日の会合へは出席しない」と報じられたことを受けて一気に売りが加速。1.2900ドルに観測されていたバリアオプションをつけるかたちで下げ足を速め、一時1.2879ドルの安値まで売り込まれた。1.28ドル台では「断続的に買いが観測されている」ものの、日本時間翌1時30分に予定されているギリシャ大統領と全党首との会談の行方をにらみつつ、神経質な動きが予想されている。

<NY> ギリシャ大統領と各党党首との会談に注目

本日の欧州市場ではユーロドルはじり安。スペイン10年債利回りが急上昇したことや、欧州株と時間外の米株価指数先物の大幅安などを背景にユーロ売り・ドル買いが続いた。1.2875ドルに観測されていたオプションのバリアを下抜けて1.2861ドルと1月23日以来の安値まで下げた。半面、「1.2860ドルより下の水準には断続的に買い注文が並んでいる」との指摘があったため下落ペースは緩やかだった。一方、ドル円は強含み。オセアニア通貨や欧州通貨に対してドル買いが強まったことが支えとなり80.18円まで上げる場面が見られた。本日のニューヨーク市場では経済指標の発表はない。15日1時30分から予定されているパプリアス・ギリシャ大統領と各党党首との会談に注目が集まっている。組閣に関する報道でユーロ中心に相場が大きく動くだろう。NY金先物相場とWTI原油先物相場が急落していることが投資家のリスク許容度の低下につながっており、商品相場の動向にも注意したいところだ。ユーロドルは1.2850ドルにはオプションのバリアが観測されており、この水準に接近したところでは防戦買いが想定される。ドル円は強含みで推移しているが「4日の米雇用統計発表後に付けた高値80.40円や2日の高値80.61円が戻り目処」との声が聞かれている。ギリシャのユーロ離脱を織り込みつつある状況下では一段高を予想する声は少ない。

2012

05/11

(金曜日)

<東京> 時間外のダウ先物に注目

前日のNY市場ではドル円が買われる展開となった。一時80.03円まで値を上げた。欧州株相場が堅調に推移し、投資家のリスク回避姿勢が後退するとの見方から買いが先行。米長期金利が上昇したことを受け、日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが進んだ。五十嵐文彦財務副大臣が「(円高に関し)投機的な目に余る動きには介入もあり得る」「為替の急激な変化は問題であり、注意深く見る必要」などと述べたと伝わると、日本当局による円売り介入への警戒感から全般円売りが強まった。なお、バーナンキFRB議長は講演で「金融危機以降の数年で、米銀のバランスシート修復や自己資本増強には著しい前進がある」などと述べたものの、金融政策や経済見通しに言及しなかったため相場の反応は薄かった。本日の東京市場では8時50分に4月マネーストックM2、10時30分に4月中国CPI、4月中国PPI、4月中国鉱工業生産、4月中国小売売上高が発表される。前日のNYダウは7日ぶりに反発したものの、戻りは鈍かった。「JPモルガン・チェースの資産負債管理などを担当するCIO部門で多額の損失が出た」との報道を受け、時間外のダウ先物は軟調に推移している。投資家がリスク回避姿勢を強めれば、円高が進む可能性が高い。ドル円は「一目均衡表の転換線が位置する80.02円や一目雲の下限80.10円が重要なレジスタンスとして意識されている」との指摘もあるだけに、「戻りを売りたい向きは多い」ようだ。

<欧州> リスクオフの動きに注意

本日の東京市場では、ドル円は上値の重い展開となった。NY引け際に報じられたJPモルガンチェースの多額損失を受けて、ダウ先物が急落。クロス円中心に売りが強まる動きとなった。その後は仲値に向けての買いが観測されたほか、ユーロドルの下落につれてショートカバーが先行したものの、79.98円までの戻りにとどまった。市場では「昨日高値の80.03円や一目均衡表雲の下限が位置する80.10円などが意識された」こともあり、その後は上値を重くしている。午後に入って日経平均が弱含みで推移。一時79.77円の安値まで値を下げている。クロス円も売られる展開に。ユーロ円は一時102.98円、豪ドル円は一時79.99円の安値まで下落した。また、日経平均は後場に入って先物主導で下落。結局56円安値で週末の取引を終えている。欧州市場では、17時30分に4月英PPIが発表される。18時には欧州委員会が春季経済見通しを公表する。ユーロドルはアジア時間から値を下げる展開となった。JPモルガンチェースがCDS取引で20億ドルの損失を出していることが報じられると、朝方から売りが先行。昨日安値の1.2924ドルを下抜けるとストップロスを巻き込んで下げ足を速め、一時1.2905ドルの安値まで売り込まれた。市場参加者からは「米系からのまとまった売りが観測された」との声も聞かれている。下値では、1.2900ドルに設定されているバリアオプションが意識されて買い戻されたが、戻りも限定的となっている。市場では「昨日に比べれば1.2900ドルの買いは減少しているが、依然としてまとまった買いが出ている」ようだ。ドル円は「79.60円に年金などの買いが出ているのでは」との声も聞かれており、神経質な動きとなりそうだ。

<NY> カナダ雇用統計と米金融株に注目

本日の欧州市場ではユーロドルは買い戻し。ロンドン勢から1.2900ドルのパリアオプションの下抜けを狙ったユーロ売り・ドル買いが出ると午前中に付けた1月23日以来の安値1.2905ドルに接近した。ただ、引き続き防戦買いが厚かったため下値が堅いと見た向きが買い戻しに動き切り返した。目先のストップロスを巻き込んで1.2956ドルまで値を上げた。市場参加者からは「ロシア勢の買いが入っていた」との声も聞かれた。ユーロ円は103.55円と日通し高値を付ける場面があった。本日のニューヨーク市場では21時30分に4月米PPI、4月カナダ雇用統計、22時15分にフィッシャー米ダラス連銀総裁の講演、22時55分に5月米ミシガン大・消費者態度指数・速報値などが予定されている。カーニーBOC総裁からはここ最近タカ派発言が相次いでいるため、カナダ雇用統計が強い結果となれば利上げの憶測が広がる可能性がある。予想は失業率が7.3%、新規雇用者数は1万人増となっている。JPモルガン・チェースが多額損失を公表したことを受けて時間外の米株価指数先物が下落しており、現物の米国株に対する警戒感が高い。米金融株中心に値動きを確認したいところだ。ドル円は79.60円付近にまとまった買いが観測されている半面、昨日高値の80.03円や一目均衡表雲の下限が位置する80.10 円などがレジスタンスとして意識されている。また、ユーロでは「ギリシャの組閣関連報道で動く可能性が高い」との指摘があった。

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